小沢一郎とマスコミ。 | 辻斬り海ねぇさん

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アウトドア業界、釣り業界初のおねぇこと海ねぇさんが、妖棒肉雨片手に腐った世の中を前立腺から叩き直す!わよ♡

小沢一郎が代表選に出馬することを決めた。

明日の新聞はどこもまたぞろ「政治とカネ」で小沢一郎バッシングに精を出すんだろうな。

だけど、オイラにはこれがものすごく薄気味が悪い。

別にオイラは同じ名前だからと言って小沢一郎を応援してるわけではないが、どこの新聞、TVを見ても小沢一郎バッシングに精を出している日本のメディアはどう考えても異常だ。

よく考えればわかることだが、小沢一郎の「政治とカネ」の問題は東京地検特捜部が叩いて、不起訴になったものだ。

それも二度も、だ。

だったらその結果を尊重したマスコミが一社や二社、あるいは数社あっってもおかしくはない。

なのに、まるで金太郎飴の如き小沢叩きの様相を呈しているメディアのこの状況はいったいなんであろうか。

一体、これが健全な民主主義国家のマスメディアであろうか。

民主主義とは、多様な価値観や意見が共存できる社会のことではないのか。

これではメディア統制している北朝鮮や中国となんら変わらないではないか。
戦前の、メディアが世論を煽って戦争に突入した時代から一歩も進んでいないではないか。

だいたい、小沢の「政治とカネ」問題を「正確に」覚えてる日本人が、今、どれくらいいるのだろうか?

正直、オイラはおぼろげにしか覚えていない。

西松建設による政治献金が企業献金として処理されていなかった、ということと、同じ疑惑をもたれた政治家が他にも数人いた、ということくらいだ。

他の政治家はどうなったのだろう?
続報に触れた覚えはない。

なのに「政治とカネ」の一言で思考停止に追い込まれた人々は(小沢=悪)と短絡的に考えてしまっているかのように思うのはオイラだけか。

国民の小沢一郎嫌いはメディアによって作られた世論でしかないと思うのはオイラだけかな。


オイラがなんで小沢一郎を擁護するかのような発言をしているかと言えば、小沢一郎のタメなんかじゃなくて、こんな金太郎飴みたいなメディアがまかり通っていたらアカンと思うからだ。

仮にもし、日本がクダラナイ戦争に傾き始めたとする。

その時、金太郎飴みたいなマスコミがその戦争を支持したとしたら、お人好しの日本人はあっという間に主戦論に傾いて戦争おっ始めるに違いないと思うのだ。

また仮にもし、オイラの自宅周辺で性犯罪絡みの連続殺人が起こったとする。(いわゆる快楽殺人だね)

そしてオイラの人相の悪さやミクシイ内でのロクでもないつぶやきから、オイラが容疑者として逮捕されたとする。

そうしたらマスコミは完全にオイラを犯人として扱うだろう。

一社の例外もなく、だ。

オイラに有利な証拠は無視され、連日オイラのことが犯人であるかのように書き立てられる。

そして、それを見た裁判員がオイラを裁くのだ。


こんなことだって起こりうるのだ。
今までの冤罪の歴史がそれを証明している。

警察発表を鵜呑みにしたマスコミが金太郎飴のような報道をしてきたではないか。

単一の価値観に基づく報道など、世論の形成に悪影響を及ぼすと思うのだ。

多様な価値観に基づく多様な報道が健康な社会を維持すると思う。

特に日本人はメディアに自分の判断や意見を任せっきりで自分の価値観で考えることが苦手な国民性だ。
新聞やTVは真実しか伝えないと思っている人が大半だ。

だから、自民党は何十年にも渡って政権を維持できたのではないか。


「日本の新聞は金太郎飴だから読んでも読まなくても同じ。」
と言ったのは開高健だったっけ。