花王グループの化粧品事業、オーブ撤退 | 美容・医療ジャーナリスト 海野由利子のブログ

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美と健康にまつわるさまざまなニュースや注目していること、雑誌に載せきれなかった情報をお伝えします。

先日、花王グループのメイクブランド「オーブ」の生産・販売終了のお知らせがありましたね。

 

✱   ✱ 以下、公式HPより ✱   ✱   

 

「AUBE」ブランド終了に関するお知らせ

日頃よりAUBEをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
この度、AUBEは、2024年3月から順次生産を終了し、8月末を目途に販売を終了させていただくこととなりました。
つきましては、店頭在庫がなくなり次第、商品によって店頭販売終了が早まる可能性がございます。
1994年のAUBE誕生以来、大変多くの皆さまにご愛顧いただきましたことを、心より厚く御礼申し上げます。

 

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メイクのテクニックがなくても簡単にグラーデションがつけられる多色パレットや専用のブラシなど、理系っぽい発想の製品はなかなか面白かったのですが。

 

 

急な発表で驚いた方も多かったようですが、そもそもは、

2006年に産業再生機構がカネボウ化粧品を売却する方針を決め、

花王が化粧品事業を強化するために買収したのです。

その後、花王、カネボウ、エキップ、モルトンブラウンなどの事業部ごとにブランドが増えていき、なんと総数49に。

 

その後、2018年に「花王グループ化粧品事業成長戦略」が発表され、

マーケティングや開発への投資を絞り込むブランドは19となりました。

 

その件はこちらの記事でどうぞ。下差し

ここにオーブは入ってませんでした。

美容メディアで人気の高かったCICCA(キッカ)も入ってなくて、かなりざわついたものです。

 

記者会見では、選ばれなかったブランドはどうなるのか?という質問も出ました。

 

登壇していた、当時の代表取締役社長執行役員は

「開発やマーケティング投資をストップするわけではないけれど、今後、ブランドの継続が難しくなったり、アイテムを減らしていく可能性はある」と回答していました。

 

2020年以降、コロナ禍もあって花王・カネボウの新製品発表はほとんどオンラインで行われていましたが(除/モルトンブラウン、エキップのRMK  SUQQU)

そこでオーブが紹介されることはなかったですし、ブランドが縮小してるのだろうということは感じてました。

 

 

続けて使いたい製品がある方は、お早めの購入をおすすめします。

ブランド終了の報道で思い出すこともあり、時代やニーズの変化も考えさせられますね。

 

 

✱AUBE公式サイト

「AUBE」ブランド終了に関するお知らせ | AUBE(オーブ)-ソフィーナ (sofina.co.jp)