発表会に出席したり資料が届いたりと、毎日多くの新製品情報を得ていますが
これは、おすすめしたくないなー、と思うものもあります。
特に、飲んだり食べたりして、体内に入れるもの。
医薬品、トクホ、機能性食品というカテゴリーのものは、それぞれ程度は違いますが
機能や成分に規定があったり、効果の検証やデータの提出が求められます。
「食品」や「清涼飲料水」カテゴリーのものは、機能も効果もアピールできませんが
製品開発・製造の自由度も高いのです。
もちろん、人体への安全性が求められるのは食品として当然ですが、ときどき問題のある商品が作られることもあります。一時期は、カフェインの配合が多すぎると問題になったエナジードリンクなどがそうですね。
(カフェインの摂り過ぎは命に関わります)
また、いろいろ“良いもの”を配合しているとアピールしているのに
成分の配合量が書かれていないものもあります。
もちろん、少量の組み合わせで良い働きが期待できる成分もあるので、量だけで判断するわけではありませんが
カフェイン、ビタミンC、ビタミンB群、ビタミンE、ビタミンDなどは配合量を記載すべきでしょう。
ごく微量なのに「しっかり摂った気」になってしまうことも良くないし
カフェインやビタミンE、Dなど油溶性の成分には、過剰摂取がよくないものもありますし。
人によって、体質によって、目的によって、摂るのが良い成分と良くない成分があります。
また、摂り過ぎないほうが良い成分もあります。
そのためにユーザーは、配合成分の記載を見て判断することができます。
成分量の記載のないものは、情報不足です。
「美容にいい」とか「健康に良い」とアピールする製品なら、なおさら。
個人的には、不信感さえ抱いてしまいます。
数多くの“良さそうな”成分が配合されていたとしても、メディアを通じておすすめしたくないと思います。
発表会など、その場で「飲んでください」と勧められることもありますが、
成分配合量がわからないものや糖分の多いものは、お味見程度にするのは致し方ないことです。
食べ物が体に与える影響は大きいですからね。