今年の春ぐらいから久しぶりに自分の“行動度”が高くなってきたと感じてます。
何か重たいものが抜けてきたのでしょう。
なので、「自分にいろいろ経験させる」活動を、できる範囲で行っておりますよ。
仕事以外のことって、自分で自分に“させる”、“機会を作る”ことをしないと、なかなかしにくくなるので。
いつもの仕事やルーティンの中で深まっていくこともあるけれど
驚きとか感動という、いわば“ショック的”なことって、この先の自分のために大事だと思うんですよね。まぁ、良いことばかりではないかもしれないけれど、それも栄養になるよ、と、すっかり大人になってしまうと、はっきり思えます。
そんなわけで、初夏のある日には、打ち合わせ日が急に変更になったのと、ちょうど近くにいたというチャンスを生かして
上野の国立西洋美術館。
建築家ル・コルビュジエの建築作品として世界文化遺産に登録されましたね。
日没後の空の青さと雲のコントラストが美しい日でした。
この日みたのはカラバッジョ展。カラバッジョと、彼の影響を受けた画家たちの絵が展示。
数は多くなかったけれどメリハリのある構成が魅力的で、じっくり楽しめました。
私はカラバッジョの果物や植物の表現が好きなのですが特に
「果物籠を持つ少年」の、“果物籠”の質感には目を奪われました。
果物籠部分をトリミングして飾りたいー
そして、世界初公開となった
「法悦のマグダラのマリア」。
表情や肌の表現が衝撃的で、なんだかとんでもないものを見せていただいた感覚がありました。
ぞっとするような白い肌。私も何度か、人の肌がこんな風に見えたことがあるんですよね。
どうしてこんな表現をしたのか、カラバッジョに尋ねたいくらい。
20時まで開館している日で、気のすむまで堪能。
見終わったら夜、っていうの、いいですねー。
絵画の世界から“いきなり現実”という、引き戻され感が少なくて
しばらく余韻に浸れます。
見たことのないものを見るのはいいですね。
いろいろ考えたり刺激を受けたり、楽しいです。
夏の間は暑くて出歩くのが嫌になってましたが
涼しくなって来たらそろそろまた、立ち寄り活動したいと思います。