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隣家の横から差し込む朝日が
茂る梅の葉にきらめいている
伸び放題の枝が影をつくり
猫の額のような庭にも
新しく始まる今日という日
熱帯夜の寝苦しさから這い出ても
ぬめるような暑さがまとわりつく
水を撒くホースの飛沫に
わざと身体をくぐらせて
しっとり濡れた服と髪が
抱えた熱を解放していく
今日は何も予定がないから
ココロおきなくダラダラしたい
扇風機の風に声を震わせ
朝っぱらから高級アイス
撮り溜めしていたドラマを流し
気がついてみればうたた寝してたり
こんな自堕落な一日だって
生きるに置いては無駄じゃないんだ
太陽がどんどん高度を増して
気温は繰り返される「今年一番」
そうだよ、一番はどんどん塗りかえられていくんだ
僕もまた
塗りかえにいってやるんだから、待ってろよ
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旭
