⁂
⁂
正輝は真ん中で割って2本にするソーダーアイスを、そのままくわえた。
美樹はその様子を、じっと見つめる。
2本の棒が刺さったアイスを丸ごと食べる様子は、なんだかおかしな感じがした。
美樹の視線を感じて、正輝は一旦アイスから唇を離す。
突然正輝は、アイスをふたつにパキンと割った。
「ほらよ」
「えっ」
「食いたいんだろ?じっと見てたじゃん」
『でもコレ、今くわえてたよね?』
先っちょが不自然に溶けたアイスを見つめる。
「遠慮すんなって、ほら」
美樹の戸惑いに気づかないのか、正輝はグイグイとアイスを勧めてくる。
「ったく、溶けちまうだろ?!」
「え、いいよ……」
「もう割っちまったんだよっ、ほら」
いつもながら、強引でマイペース。
受け取らない、という選択はなさそうね……。
美樹は小さくため息をついて、仕方なく受け取った。
ためらいながら、先っちょをかじりだす。
それを見て、フフッと笑いながら正輝は聞こえないほどの声で小さく呟いた。
「間接キス、成功……」
⁂
こちらの作品は
某小説サイトにて
「イラストにセリフをつけよう」という
お題で書いたモノです^^
お楽しみいただけると幸いです
あさひ。
