さて 数日後の真夜中です
わたしは片手がベッドからずれ落ちた体勢でぐーぐー眠っていました
すると、ベッドからはみ出ていた左手の中指を すっと誰かに引っ張られ目が覚めました。
とっさにわたしは うちの猫がベッドに登りたくて わたしの指を引っ掻こうとしたのかな?と思い
ゴロンと寝返って、猫がのぼってこれるスペースをあけました
でも猫が一向に登ってきません。
はて?と思い 下を見ると猫がいません
んー・・・ 猫と違ったん?
じゃあ 何だったの・・・ と思いつつ
きっと、暗いからよく見えなかったけど 猫がしたんだよね・・と自分に言い聞かせ、少しドキドキしながら また眠りに落ちました
その翌日から
もし 猫がいたずらをしても、ぱっと灯りをつけて 猫の存在を確認できるように
枕元に懐中電灯を準備して寝ることにしました
その数日後です
今度は毛布から足が少しはみでている体勢で眠っていました
すると、今度はその毛布からはみ出ている右足の甲を 思いっきりガリッと誰かに引っ掻かれました
痛っ!と今回は飛び起きて、犯人を捕まえようと すぐにパッと懐中電灯をつけて足元を照らしました
すると・・
誰もいません・・汗
そして引っ掻かれた感触は 猫の爪のような小さい範囲ではなく
確かに人間の手で引っ掻いた感じだったのです
懐中電灯で自分の足を見ると 不思議と傷跡がありません
痛くて目が覚めるほど引っ掻かれたのに・・・
なんで・・・ と思いながら懐中電灯をつけたままリビングルームに行くと
猫がいつもの定位置で スヤスヤと眠っていました・・・ ショックです。
猫じゃなかったの? 怖
思えば指をひっぱられたときも、指をにぎってからスルッとひっぱっられた感じで、考えてみれば猫がそんな動作をできるわけない・・
じゃあ誰が・・
もうここまでくると わたしはゾッとして
翌日すぐ 霊感の強い知り合いに連絡し事情を話して相談しました
「こ、こ、こんな不思議な現象が続いてるんだけど、どうしたらいいだろう? 怖いよー!」と
彼女は 専門のひとにみてもらったほうがいいかも、と彼女が信頼している先生という方を紹介してくれました
その先生は茨城県かどこか(ちょっと忘れてしまいました汗) 日本にいるかたで
電話でセッションできる、と説明されました
アメリカから電話で説明してその先生は分かるの?と知り合いに聞くと 「うん、分かるよー
距離とか関係ないから♪ 」と涼し気です
そんなもんなの?と不思議に思いながら 藁にもすがる気持ちで電話をかけました
その先生はご親切にすぐセッションを受けてくださり、電話で霊視をしてくれました。
内容はこうです
二人の霊、母親と小さい息子。1800年代にスペインからきたけれど貧困で亡くなった でも自分たちが亡くなったことに気づいていない。あなたと娘さんが楽しくしているところを見てついてきた 娘さんは正義感が強く弱者に優しいから、娘さんの波動にひかれた
ボンボンという音は その小さい息子さんがボールで遊んでいた音でしょう
その子があなたに 自分たちの存在を気づいてほしいのに 気づいてもらえないので
スペインの子ですこし気性が激しいから 指をひっぱったり引っ掻いたりして気をひいた様子。
危害を加えるつもりは全くない
お腹が空いて食べたいという気持ちがあるので陰膳 (かげぜん)というのをして パンでもご飯でもいいので場所を決めて朝晩お供えしてあげてください 食べられないのに気づく為です
食べられないことで 自分たちがもうここに居ないと気づくのです
そして時間のある時に サンフランシスコの海に行って 一輪でいいのでお花を海に流してあげてください そこから彼らは故郷に帰れる、という気持ちで成仏されます
というお話でした・・・
そのお話が本当かどうか、わたしには分からないけど この状況を是非何とかしたいので
信じるしかありません 素直に即実行しました
そして、そのお話を聞くまでは その霊体験がとっても怖かったのですが
その親子の状況を思うと気の毒に思い、怖いという感情がなくなりました
それから せっせと陰膳をして。。次に海に行ったとき その親子さんにお別れを言いました
つらかったですね。この海から故郷に戻れます おつかれさまでした。。。
あれから数年経ちますが ベッドから手をずり落として寝ても、布団から足をはみ出して寝てもその後何も不思議なことは起こらないので たぶんうちから去っていったのでしょう
無事に成仏されたならいいな
真っ白のゆりが好きです