今回 日本に滞在したのは1週間ほどでした
目的は 母の介護関連の所用、ケアマネさんやヘルパーさんとの面談
保険会社の書類 エアコンクリーニングの手配 もろもろ
そして もうひとつ、大事な目的
わたしが一番気合をいれてがんばるのが片付けができない母の家を掃除すること、です
母は喘息やアレルギーがあるので ほこりは大敵なのですが
全然 掃除をしません・・
以前から掃除が苦手なひとでしたが
コロナ禍で自宅待機が続いた頃から どうも完全に掃除を放棄したらしく
コロナ禍があけ 2年ぶりに帰省すると 母の家がすごいことになっていました
これはまるで樹海?・・・もしくはごみ屋敷?・・
その1年前にわたしの姉が急逝したので
母はショックでなにもやる気がしなかったのかもしれません
でもこの家どうするのー! 泣
わたしはそのとき滞在2週間を すべて母の家を掃除することに費やし
朝から晩までゴミをせっせと捨てまくり
雪のように積もったほこりを拭きまくり なんとか人が住める状態にして
アメリカに戻りました
腰の骨が折れるかと思いましたw
それに凝りて それからは半年ごとに帰国し、母の家を掃除することに。
半年ごとのスパンなら母の散らかし具合を 1週間で最低限の状態には戻せます
毎回、帰国の度に容赦なく散らかっている家を見ては唖然として
「お母さん・・わたしが何日もかけて掃除するの知ってて
どうしてもっと維持しようと努力してくれないの?」
と聞くと
「分かってるけど出来ないのよ~
ふゆは何にもしなくていいってば。好きにして、遊んでおいで」
とか
「物がどこにいったか分からなくなる
わたしはこの状態がすきなの もう触らないで!」
とか言われます。
「だって広告のチラシとか 賞味期限の切れたものとか
必要ないもので床が埋まってお母さん歩けないじゃない
それで転倒しちゃうじゃない」
と説得する、の繰り返しです
ヘルパーさんが支援くださるようになってから 掃除機をかけてもらえたり
転倒しないよう、ベッドからの導線だけは何とか確保してもらっていますが
それ以外のスペースは洋服やら荷物が占拠していて
ヘルパーさんにも触らせてくれないそうです
母のわがままをリスペクトして聞いてくださるヘルパーさんは
なんて優しい方たちだろう、と本当に頭が下がります
さて今回アメリカに戻る日 母は駅まで見送ってくれました
前回、11月にわたしが帰国したとき 体調が悪かった母は
わたしがアメリカに帰る前夜
「ふゆが帰ったら、明日からわたしは一人になるの・・・?」
と とても不安そうに言いました
わたしはそれを聞いて 胸がしめつけられ涙がこぼれそうでした
その記憶が新しいわたしは、今回も母を心配し
「お母さん、じゃあアメリカに戻るけど また来るからね それまで元気でいてね・・・」
としんみりしながら言いました。
すると母は
「はぁ、やっと うるさいのが帰る」
と 笑ってつぶやいたのでしたw
ウケる。。。
いつもの毒舌がきけて安心したわたしは 笑顔で帰路へついたのでした
新幹線から見えた富士山