前回写真を載せたついでに
うちの猫リキオちゃんの話を少々
例のムツゴロウ娘、パトリシアが連れてきました。
同級生のお父さんが再婚し
新しいママが妊娠
赤ちゃんが産まれる前に猫を手放せ!
という背景だそうで
「そんなのかわいそう!」
と
パトリシアがもらってきました
いつもの攻防戦
「うちはダメ~」
「お願い!」
「絶対ダメ~ 誰が世話するの」
「わたしがする!絶対する!」
を経て
結局 連れてこられてしまっては
猫の怯える姿を見てしまっては
こちらも鬼になり切れず
しぶしぶアダプトです
パトリシアはこの猫をリッキーと
名づけました
うちに来た時点で既に4歳くらい
オスで筋肉質で体格がよく
大きめのねこです
そのガタイの良さから
わたしは秘かに「力男(リキオ)」と名付けました
リキオは はじめ
かなり怯えていました
そりゃそうです
いきなり知らない家に連れてこられて
怖いよね・・
だいじょうぶだよ~
と
友好のしるしに撫でようとすると
ガブッ!
と
噛みつきます
引っ搔いてきたりもします
うわ、怖っ!
と もともと動物全般が苦手なわたしは
すぐに退散
逆に怖いもの知らずのパトリシアは
噛まれようがひっかかれようが平気です
リッキーにグイグイせまって
嫌がる彼を無理やり捕まえ
抱っこして放しません
本人は愛情表現のつもりですが
リキオにしてみれば
超迷惑
歯をむき出してイヤ~な顔をしていましたw
それでも徐々にパトリシアに呼ばれると
はい?という感じで ついてきて
パトリシアが彼のボスだと
リキオは分かっていたようです
それが1年ほど経ったころ
突然リキオがわたしのベッドで
寝るようになりました
パトリシアは焼きもちを妬いて
「リッキー?ママのベッドで何してるの!」
と自分の部屋に連れて帰っていましたが
朝起きると
リキオはわたしの足元で寝ています
この家で一番リキオにかまわないのが
わたしなので
ゆっくり寝れるからでしょうか
その後
暴君パトリシアはリキオ支配をあきらめ
不本意にもリキオは
わたしの猫となりました
(パトリシアはその後 捨て犬を拾って
相思相愛ハッピーです)
はじめは自分を守るために
狂暴にふるまっていたリキオも
1年も経つとさすがに慣れてきて
少しはわたしにも撫でさせてくれるように
なりました
初めは触ることも許されなかったので
これは大きな進歩です
でも まだ完全には心を許してくれません
なでなでしても
1-2分もすれば
しつこい!と言わんばかりに
噛みつかれますw
たまにゴロゴロ喉を鳴らしているので
今日はご機嫌さんかな?
と撫で続けたら
瞬時に激変し
ガブッ!と攻撃されます
(サイコパスか)
初めのころ
元の飼い主の同級生がたまに
リキオに会いにきていました
「この猫は初めから噛みついたりしてた?」
と聞くと
「ぜんぜん? いつもCudly でSweetな猫だよ」
と言っていました
ガーン
リキオって本当はSweetなの?
もう家に住んで3年目になりますが
リキオはいまだに誰にも抱っこされるのがイヤ
抱っこされると30秒ほどで
不快じゃー!と言わんばかりに
暴れ逃げ出します
どこがCudlyなん?
という事は今だにリキオは
私たちに心を完全には許してないんだなぁ~
甘えきることができてないんだ~
そりゃそうかぁ・・・・
元の飼い主さんがリキオのママだもんね
ごめんねリキオちゃん
わたしたち精いっぱい優しくするから
心を開いてね・・・
甘えていいんだよ・・・
と
今日もわたしはリキオをなでては
ガブリと噛みつかれています
仮性サイコパス リキオ