誰しもに入り込んでいる、
駆り立てられる衝動
何者かに突き動かされ、
従わなくてはならない
それは、そっちには行きたくないのに、
体の自由が利かず、引っ張られてしまう
あたかも夢遊病者が導かれていくがごとくだ
駆り立てられる衝動、別名「拮抗禁止令」と
呼ばれるもの
「拮抗禁止令」にはどんなものがあるか？
また、親のどんな言葉でできがるのか？
★完全であれ
きちんと片づけなさい、服はちゃんとたたみなさい、
宿題をやりなさい
★他人を喜ばせなさい
みんなと仲良くしなさい
★努力しなさい
もっと、勉強しなさい、もっと正確にやりなさい、
努力が足りない
★強くありなさい
そんなことで泣くんじゃない、
男は泣くもんじゃない、女はしとやかにするものだ
風邪くらいで学校やすむんじゃない
★急ぎなさい
早く起きなさい、早く寝なさい、早く勉強しなさい
これらは、言葉もさることながら、
多くは非言語で強いメッセージとして受け取るのです。
例えば
お母さんが「急がなくてもゆっくりでいいんだよ」と
言いつつ、目がにらみつけているとか
目は口程に物を言うなのです
この拮抗禁止令
なんだか、この言葉を見てるだけで
嫌な気分になってくるかもしれませんね。
たいがいの人には複数、当てはまるものです。
私なんぞも
「急ぎなさい」はしっかりと
入り込んでいます
誰にも言われてないのに、
つい、焦って早く早くと
自分に突っ込み入れてますから
もちろん親は子の成長を願って教育したつもりです
でも、子供からすると
こうした拮抗禁止令が強く作用しすぎると、
生きづらさを感じてしまうのです。
うつやパニックを診断された方の多くは、
この他の１３の禁止令もあるとされています。
1・存在するな
2・成長するな
3・自分の性であるな
4・子供であるな
5・重要であるな
6・成功するな
7・所属するな
8・健康であるな
9・親しくするな
10・感じるな
11・考えるな
12・実行するな
13・欲しがるな
禁止令の解説はこちらをどうぞ
まずは、自分にどんな禁止令、拮抗禁止令が自分に
あてはまるのかを知ることです。
次に、その都度、
大人の自分が子供の頃の自分に優しく語ってあげます。
「急がなくていいよ、ゆっくりでいいからね」といった具合に
これらは、もう、日常生活で馴染みすぎるくらい、
馴染んでいるので、ちょいちょい、顔を出します。
最初の頃は、気づかずスルーしてしまうかもしれません。
が、気づいたときだけでも、充分です。
その場面が出てくるたびに、
「いいんだよ」と言い聞かせてあげる
愛しいわが子を慈しむように
小さな頃の自分に語ってあげてください
繰り返し、繰り返し行っていくうちに、
安心感が増えていきます
少しずつ行動も修正されていきます。
お試しあれ！
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明日１９日はFM椿台ラジオ
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３
次回からは第3金曜にお会いしましょう♪
４月２０日（金）１４：００～１４：１５
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