こころの水先案内人、心みねこです
親になると子供の悩みは尽きない
家の子は引きこもりで、あるいは
病気がちで、結婚しようとしないなどなど
自分もどんどん歳も取っていくし
いつまで養ってあげられるかもわからない
いったい、いくつになったら
自立していってくれるのだろう
頭を抱える問題だ
が、子どもの問題は
十中八九、夫婦の問題
これは夫のせい、妻のせいということではない
まして学校や社会のせいでもない
親は子どもをどうにかしたいと、愛情いっぱい
心配で、必死で面倒みている
でも、子供はそんな親をみている
親よりも 感受性豊かで
素直で純粋な心の眼で、みているのだ
どういうことかというと
子供は親の隠している欲求を
みせてくれている
例えば娘が
援助交際、ホスト狂い、水商売勤めなど
風俗的な問題を起こすとき
夫婦関係の倦怠
あるいは家族、夫へのつまらなさを受け入れられない
母親の潜在的な欲求を代弁してくれている
女としての華やぎ、ときめきたい、もう一花咲かせたいという
欲求を教えてくれている
なので、娘をどうこうしようとするよりも
妻が夫以外の男性に目を向け始めると
収まったりすることが多々、あるのだ
母親はいつでも、家で待っていてくれるという
安全神話が揺らぎ、娘の方が
危機を感じるのだ
また、子供が病気がちな場合
世話を焼いてあげられる
自分がいないとこの子は生きていけない
自分の存在が必要とされる満足感
あるいは自分も本当は家でゴロゴロ
休みたいという姿
あとは、孤独感を満たすのに、
いつでも誰かそばにいて欲しいという
潜在的な欲求がある
夫にはとっくに愛想がつきている
失望とあきらめ
そうなると、精神的な欲求を受け止めてくれるのは
我が子
子どもが自立してしまったら
わたしは一人ぼっちになってしまう
一体、この子はいつになったら自立できるのかしらと
憂いつつ、そばにいてくれることに
心の片隅では安堵しているのだ
根本は「子どもが子離れできないんじゃなくて、
親が子離れできていない。」
これらの意識は、うっすらと気づいていたりするのだが
認めるわけにはいかない
「淫らな母親」「自己中な母親」
「ぐうたらな母親」「ひどい母親」である自分を
認めなくちゃならなくなるから
でもね、臭いものに蓋してても
こうして違うところから、ぴょこっと顔を出す
親だからって、１００％愛そう
１００％完璧になろうなんて無理な話
わかっちゃいるけど
ついつい１００％を目指そうとしちゃうわたし達
でも、本当は誰よりも自分が可愛くて
自己中心なのだ
子供を使って遠回りしなくていい
淫らな母親でいいし
自己中な母親でいいし
ぐうたらな母親でいいし
ひどい母親でいい
子どもの問題は、自分のどんな潜在的な欲求を
みせてくれているんだろう？
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心屋塾初級セミナーとは？
Ｃocoro 情報
秋田テレビのウェッブサイト 「Ｌife」 にコラム 心理カウンセラー”心のお部屋”掲載