観光客に対する「うさぎとのふれ合いルール」の啓発について、最近になってようやく環境省や大久野島未来づくり実行委員会の動きが、少しだけですが見えてきました。

 

 

 環境省や実行委員会から何ら発表や連絡もないので、今のところ当方が知る限りの範囲では・・・

 

 

 休暇村本館前に新しい看板が設置され・・・

 

 

 

 大三島フェリー船内に、決して目立つ場所とはいえませんが新しいポスターが掲示され・・・

 

 

 

 大久野島のマップリーフレットが作成されました。(日本語・英語・中国語・韓国語版。うさぎとのふれ合いルールも掲載)

 

 

 

 観光客への「うさぎとのふれ合いルール」の啓発という点では、これまで特にウサ活さん達やウサギ好きさん達、旧サポーターの方々の現地での活動やSNSなどでの紹介、個人でルールのリーフレット等を作成・現地陳列配布等を行ってきた方々など、そのような有志達の活動によって少しずつ「うさぎとのふれ合いルール」が観光客に周知されつつある状況と考えられ・・・

 

 環境省や実行委員会はいままで「どこに隠れていたんだ?」と思わざるを得ません。

 

 実行委員会が設立した後、長びくコロナ禍もあってなかなか対面での会議が開催できなかったということもあるとは思いますが、オンライン会議なり、一同に会さなくてもチャット的なサイトでそれぞれ随時意見を述べ合って調整・同意を図っていくなど、もっとスピード感を持って進行させていく方法があったのではないかと当方は思っています。

 

 「うさぎのとのふれ合い」ルールの点では、ウサ活さん等の大久野島の有志達による啓発の方が現時点では進行していることから・・・環境省及び実行委員会は現状まず、その有志達のルール啓発活動の後方支援側に回るべきではないかと。環境省や実行委員会は現在どのような資料(看板・ポスター・リーフレット等)を作っているのかを現地で活動している方々に公表し、その活用方法や設置場所などについて意見交換をした方がいいのではないかと思います。それぞれバラバラで活動するよりも協力し合っていった方が効率的ではないでしょうか。

 

 環境省や実行委員会は大久野島の「現状」をそこまで把握できていないようですし、現地有志活動者側は環境省や実行委員会側の立場や考え方、意向等で理解できていないところがあるように感じられることから・・・環境省・実行委員会側としては、例えば現地で活動されている代表的な方々数名と話し合いや相談等を継続的に行い、お互い調整を図っていくのがいいのではないかと当方は考えます。

 

 実際、環境省と実行委員会、そして現地有志活動者達が揃うことによって「解決案決定→現地での啓発」を遂行していくメンバーが揃うわけであり、解決案を決定する側と現地で活動する側の意思疎通ができていなければうまく機能しないと思いますし、それはこれまでの経緯からも明らかではないでしょうか。

 

 環境省・実行委員会は今後「闇の組織化・秘密会議化」から脱却し、大久野島に関わる皆様に情報を公開して現地で活動されている方々等に協力をお願いしていく姿勢が必要だと思います。自分達だけでは何も解決・実行できなかったこの5年間を振り返れば、それが十分に証明されているわけですし。

 

 とりあえず看板、ポスター、リーフレット等を作ってくださったところで・・・次に環境省・実行委員会側は「大久野島総合情報サイト」を早急に立ち上げるべきです。大久野島を訪問する予定のある方々は、一度は島へのアクセスや船舶時刻表、宿泊や施設情報等を事前に調べるであろうことから・・・その情報を一元化していれば、特にウサギに興味を持っていない高齢者や家族連れなどにも事前に見てもらえる可能性が高まると考えられます。

 

 また、島を訪問されている子供達に対し、興味を引きそうなかわいらしい(?)うさぎとのふれ合いルールの「ピクトグラム」を作成・掲示するというのはどうでしょうか。親がルールを理解できていないのであれば子供から・・・といった攻め方もアリだと思いますし、何より子供達への、そして国立公園についての「教育の一環」になるのではないか、と。

 

 

 「未来づくり」なのですから・・・環境省・実行委員会・現地有志活動者達が情報を共有し、お互い協力できる体制を整えていくことがまず必要であり、重要なのではないかと当方は考えています。

 

 

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