あらゆるものが値上げされていますが、
仕事で使うものも例外ではありません。
医療の中で最も材料費がかかるといわれている
歯科業界ですが、一番こたえるのは
歯に使う金属でした。
一時はゴールドより高くなり、今もそう変わらない
状態が続いています。
で、保険治療なので値段は国が決めていて、
国の対応が遅いので赤字になるんです。
だから歯医者はよくつぶれるんですね。
で、今回、金属を上回る急激な値上げが
ありました。
分子栄養療法のための血液検査が、
いきなり倍以上になりました…。
今の職場で分子栄養学を取り入れているのは
私だけなので、金額設定も私が決めています。
で、本当に赤字にならないギリギリの設定に
していたので、
患者様に値上げの影響を出さないわけには
行かなくなってしまいました。
他のクリニックさんでは
検査代の10倍くらいの値段で設定している
ところもあるらしく、
そういうクリニックは値上げせずに
実施する場合もあるそうです。
理事長には
安すぎる！
困る！
と言われた値段設定でしたが、
完全に裏目に出てしまいました。
高いけれど値上げしないクリニックと
安いけれどいきなり2倍の値段がかかるクリニック。
どっちの方が患者様にとっては良かったのでしょう。
元々が高価なら、それに対応できる患者様だけが
受診されます。
安価ならばそれだけ多くの方に
受けてはいただけますが、
今回のようにいきなり倍の値段になれば
続けられない患者様ま少なくないでしょう。
日本経済のありさまを考えると、
今後はこんな事も珍しくはなく起こると
思います。
それを見越して新たな金額にした方が良いのか。
悩んでいます。