おはようございます~
ⅡⅢ期実習が終わり、第110回薬剤師国家試験に向けて勉強をはじめた海桃です。
国試勉強記録としてブログをはじめましたが
文章を書くのが好きなので、
せっかくなら 実習中のメモを見ながら
勉強したこと思ったことをまとめていこうかなと思います
個人情報を含むことは書きません。
例えば こういう患者さん・医療従事者がいた、患者さんの経過を辿るもの等
あくまで 薬について学んだことや、考えたことを綴っていきます
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薬学部は5年生になると臨床の現場で勉強をします。
薬局と病院 それぞれで 11週間(約3ヶ月)実習をします。
薬局は、処方箋を持ってきた患者さんに薬をお渡しする場所で、
病院の薬剤部は、主に入院患者さんの薬を準備する場所です。
もちろん その他様々な業務をしていますが、ざっくりと言うとこんな感じ。
「薬剤師は薬を渡すだけじゃない」という声が聞こえてきそうですが、
世間一般的な認識はこんな感じでは ないでしょうか。
え?違うの?と思った方は ぜひ今後のブログも覗いてみてください。
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さて、前置きが長くなりましたが 書いていきましょう~
Ⅱ期薬局実習
病院と薬局は独立しています。
薬局では患者さんが提示した情報のみ閲覧することができるので、
患者さんの情報は処方箋だけ...という場合もあります。
病院でどのような診察がされ、なぜ処方箋が発行されたのかは薬局では
分かりません。
例えば その1 、薬が4つ処方されたとします。
3つは28日分で、1つは14日分でした。
なぜ 14日分なのか患者さんに確認する必要があります。
例えば その2 、いつも同じ薬を処方されていたが 今回は薬が1つ追加になっていた。
なぜ 追加になったのかを患者さんに確認する必要があります。
患者さんに薬を渡したら終わりなのではなく、
患者さんが薬を服用し 治療効果を認識してもらうまでが薬剤師の仕事だと
私は思っています。
そうであれば、患者さんが薬の飲み方・使い方を知っているのか
も確認する必要があります。
例えば その1 の場合、
アセトアミノフェン 頓用 痛みがあるとき 14日分
であれば、痛いときに飲めば良いと分かりますが、
痛みが治まるまで飲み続け良いのかな?と思うかもしれません。
アセトアミノフェンの服用間隔は4~6時間です。
痛みを取るために服用しているのに、使い方を間違えると薬によって
頭痛を引き起こす可能性もあります。
センノシド 頓用 便秘時 14日分
これはどうでしょうか。便秘の時に飲めば良いとは分かりますが
朝?夜?いつ飲むのかは判断できません。
センノシドは効果発現までに時間がかかるため、寝る前に服用する薬です。
また、刺激性の下剤なので、「朝 お通じなかったから飲もう~」と思い服用して
しまうと、夜に腹痛で眠れないかもしれません。
また、頓用の場合
14日分で足りるのかも確認したいところです。
次回 来局するであろう日まで薬が足りるのかもチェックしています。
例えば その2 の場合、
薬剤師:「新しい薬が追加されましたね」
患者 :「いや?知らないよ」
「医者が間違える訳ない」と思うかもしれませんが、
処方内容の間違えは毎日あります。
これには様々なパターンがあります。
①類似名の薬と間違えた。
②以前の処方内容と同じ内容になっていた。
③必要なかったのに間違えて処方した。
④診察時 相談したけど薬が出るとは聞いていなかった。
患者さんに必要な薬なのかを判断するために
なぜ 追加になったのかを確認する必要があります。
そして 必要があれば医師に連絡し、確認します。
病院で話したのに 薬局でまた話すのが面倒だなと私も思います。
それは聞く側の問題ではあると思いますが、
「なぜ 聞かれるのか」は なんとなくイメージしていただけましたでしょうか。
暇なとき更新していきますので、良ければ覗きに来てください。
それでは、良き一日を