ギブアンドテイクという言葉があります。
いつ頃から使うようになったのでしょうか。
子供の頃、アメリカから
コカコーラと一緒に
入ってきた言葉のように思います。
欧米合理主義の薫りがする
魅力的な表現です。
義理と人情でがんじがらめになっていた
日本人にとっては
目からウロコ的な言葉だったのでしょう。
人間関係を
商取引のように表現することで
シンプルにする便利な言葉です。
智に働けば角が立つ。
情に棹させ ば流される。
意地を通せば窮屈だ。
とかくに人の世は住みにくい。
と言った夏目漱石を
「ギブアンドテイクでいこう」と
サラッとかわしています。
でも私はこの言葉は好きではありません。
公平な関係を意味する言葉なのですが、
見返りを求めているように感じるからです。
見返りを求めてなぜ悪い?
それも正論ですが、
なんか殺伐とした感じがします。
契約主義的な人間関係は
果たして人を幸せにするのかという疑問。
見返りを前提に人とつきあうのは
ビジネスの関係だけでよいのでは。
最近ではwin-winと言いますが。
ニュアンスは違いますが、
ギブアンドテイクの発展形だと思ってます。
プライベートの世界にも
win-winの関係が構築されれば
これほどハッピーなことはありません。
しかし、それはとても
難しいことだと思います。
なぜならそこには愛の法則があるからです。
愛は与え続けること
ギブアンドギブで成立していると
気づいたのはかく言う私も最近のことです。
それは何もしてくれなくてもよい。
そこにいてくれるだけで私は嬉しいと
思えるようになること。
それがギブンだと気づきました。
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