子どもの頃の夢の国 | ふたつめの曲がり角

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湘南・鎌倉で暮らす。
鎌倉の日常を書いています。
観光にいらっしゃる方、引越しを考えている方のご参考になれば良いなって思います。

今日くろぬまさんが店を閉じました。

子ども時代を鎌倉駅南側で過ごしていた人にとってはお馴染みのお店。

所狭しと雑多なおもちゃが並んでいました。

丁度こち亀に出てくる駄菓子屋さんと一緒。

ロウ石にメンコやビー玉、コマ、シャボン玉、リリアン、水鉄砲に銀玉鉄砲などなど。

プラ製の刀やバットとかもあったな。

夏には花火のばら売り。冬は凧なんか。

山と積まれたプラモデルもすごかった。

少し前に生産終了の報道があったようかいけむり(そういう商品名だったんだ!)とか、指でやるギロチン手品とか本当に色々なものがありました。

どれもが安くて、100円握り締めてよく通ったな。もう、私にとっては夢の国です!(たぶん多くの子どもたちにとっても)

 

以前はおじさん二人(ご兄弟?)でやっていて、ずいぶん前にお一方がお亡くなりになって、その後ずっと経営されたいたかたも9月にお亡くなりになったらしい。(閉店までの数ヶ月はご家族がやっていたのかな?)

 

駄菓子屋ではなったので、飲食はできなかったけど、こういう子どもの社交場みたいなお店がなくなるのは寂しいです。

鎌倉もおしゃれな店ばかり増えて・・・。

 

昨日今日は、私を含めて中をのぞいていく人がたくさんいました。みんな子どもの頃に通った人たちなんだろうな。

売っていたおもちゃがほとんど店からなくなって寂しいな。

 

本当に久しぶりに中を覗いてみました。

正面にいつもおじさんが二人で並んでいた。子供が好きだったんだろうな。

確か右側の棚にプロモデルがたくさん積み上げられていたような?

レジにある福引に使うガラガラは、確かプラモデルを買うと回せるんじゃなかったかな?

次回の割引券がもらえると思いました。

 

 

子どもの頃はすごく広くて、なんでもあるような気がしていたけど、今見ると小さなお店でした。

その小さな空間にたくさんの子どもの夢が詰まっていたんだなぁって思います。

 

経営者の方々も、くろぬまで育った人たちも、みんな今幸せだといいな。

 

 

夢の国へ行こう

 

ディズニー?

そんなところには何もない

USJ?

そんなところは大人だまし

 

子どもの夢の国はくろぬまだ

欲しいものはなんでもそろう

いろとりどりのおもちゃたち

そこは子どもの夢の国

 

夢の国へ今すぐ行こう