やってきました今年のEBBC(European Brass Band Championship)。
日程は4/23-26、場所はオーストリアのリンツ。
日本との時差は7〜8時間。Set WorkもOwn Choiceも最後の方は夜更かしコースです。
今年は開催日が早いですね。
日程をちゃんと見てなかったので、前日22日にSNSを見て「え?明日からじゃん 汗」って慌てて気持ちをEBBCへセット。
さて、先に結果を。
Set test pieces
Alienus (Thmas Doss)
Set Work / Own Choice = Total
1. Flowers Band (Paul Holland): 98/98 = 196
2. Valaisia Brass Band (Arsene Duc): 96/97 = 193
3. Tredegar Town Band (Ian Porthouse): 95/93 = 188
4. 3BA Concert Band (Erik Janssen): 92/94 = 186
5. Brassband Willebroek (Frans Violet): 89/96 = 185
6. Hauts-de-France Brass Band (Luc Vertommen): 93/90 = 183
7. Festival Brass Band (Guy Audenaert): 91/91 = 182
8. Göta Brass Band (Ryan Watkins): 94/85 = 179 *
9. Italian Brass Band (Giuseppe Saggio): 90/89 = 179
10. Manger Musikklag (Prof. David King): 85/92 = 177
11. Whitburn Band (Prof. Nicholas Childs): 88/88 = 176
12. Brass Band Oberösterreich (Gunther Reisegger): 87/84 = 171 *
13. Concord Brass Band (Jesper Juul Windahl): 84/87 = 171
14. Brass Band De Wâldsang (Rieks van der Velde): 86/83 = 169 *
15. Brass LT (Russell Gray): 83/86 = 169
何から書きましょうか。
そりゃ推しであるウィレブルークから書かせていただきますが(ほぼそれメイン)
去年は18年ぶり4度目の王者となりました。
↓その時の熱き想いはこちらを
2025/05/15 今年のEBBCをつらつらと(推しが優勝したので長文だよ)
その18年の道のりはとても長かったです。平均すると2〜4位をうろうろしてたので、届きそうで届かないリアルにもどかしい立ち位置。からの優勝だったので、メンバーもファンも「やっと掴めた!」という感触だったのではないでしょうか。
それが今年5位、、、
どのバンドも素晴らしい演奏なので、どこが一番になっても「確かに」って思えるところはありますが、流石に5位とは思ってなかった、、、
今回はDykeやCory、B&R、13(略しすぎ)がおらず、これはもしや今年も1位取っちゃうかも♡なんて浮ついていました。
スコアを見るとSet Work(課題曲)がすこぶる低い。なんと15団体中7位。
演奏順2番目ってのもあるのかなぁ。
近年思うのが、平均して下位に着地するバンドは何番目に吹いてもあまり点数は伸びず、だいたい上位7番くらいに迄に入るバンドは演奏順で相当変わってるような。去年の13もそうですけど。
私が課題曲を聴く時、まず「似合うか似合わないか」のポイントで聴くのですが、今回冒頭(全体の1/4くらいまで)は、良さが出るバンドは他にいるかもなあって思ったのが正直な感想です。
途中からはウィレブルークが「調理」し甲斐がある曲調になって、らしさを充分感じましたけども。その「らしさ」は相変わらず「安心する」というか、好きなサウンドですね。
ヴァイオレット(指揮者)は、やはり今回も細かく振っている箇所がありました。
他の指揮者は4つで振る箇所を彼は4×2。たぶんスコア上の解釈は前者が一般的なんだと思います。でも速度が落ちない様に秒針を提示しているというか。なので朗々と響かせるフレーズの中に前進する温度をちゃんと感じれる仕上がりになっていると思います。この細かく振る方に着地する人って少ない気がするのですけど、私はひとつのアイデアとしてとても共感できるところです。
はあ、下馬評担当の方々は高評価だったんだけどなあ。
ちぇー。
そしてOwn Choice(自由曲)はステイン・アールトヘルツ作曲「オルフェイスとエウリュディケ」
(Orpheus & Eurydie (Stijn Aertgeerts))
曲名はギリシャ神話に出てくる詩人であり音楽家のオルフェイスと、その妻である森の木の精霊エウリュディケ。
結婚して間も無くエウリュディケは蛇に噛まれて死んでしまいます。その妻を取り戻すためにオルフェイスは冥界へ赴きますが、まあ結局はハッピーエンドとはならない流れです。
緩急の切り替えはやや多めですが、美しいハーモニーや旋律が豊富にあるので、全体的にはオルフェイスとエウリュディケの物語を自分なりに想像できる曲調でした。
そんな中でもプリンシパル方々のテクニック的ソロ、これは少し意外でした。敢えてアピールする鋭利なソロだったので、そういうのなかなか自由曲で見かけないかも(聴かないかも)と思ったので。
でも、プリンシパルのロード(指揮者ヴァイオレットの息子)は、相変わらずスーパーポーカーフェイスで眉毛も口の角度も一切変わらずサラッと跳躍ガンガンしますのよ。
(課題曲のCor Soloとか比較しやすいかも。全く動かず高度なことをしてらっしゃる)
途中、ゆったりした箇所でE♭ Bassの大きなソロがあったのも珍しいなって思いました。
しかもソロだけではなくBassパート全体でも目立つハモり箇所があって、ここまでBassがピックアップされる曲ってなかなかないよなって思ったら、作曲者のステインはウィレブルークのE♭ Bass奏者であったという。なるほど。
Bassがハモってるのをあんなに単独で聴けることって少ないので、「Bassのハモりはハマるとすごいセクシーなんだな」って知ることができました。
でね、あのハモり箇所は、人間とか動物などの「生物」ではなくて、例えば神のように物体はなくとも全てを知り得ている大きな存在のような。それがBassのサウンドだから余計に普段は見えない大切な存在を感じれた場面となりました。
その他にもTenor HrのソロからSop Corソロの受け渡しも綺麗だった。あのSop Corソロは最後の方、音の進行がいやらしいけど(取りずらいけど)流暢で美しかったです。
結果、自由曲は3位。
課題曲が80点台というので総合5位となりました。
それでもどれでも今年も良い演奏を聴けたし、元気なヴァイオレットにも会えたし、私は満足です。
これからも密かに(いや、結構大々的に)応援してます、Brassband Willebroek!!
でね、他にも書きたいことがあるのですが、まさかの文字数オーバー。
長年アメブロ使ってて初めて文字数に制限があることを知ったくらい長文を書いていたらしいです。
ということで次に続きます👉