三陸わかめの種つけ 宮城県石巻市十三浜 2014年11月 | 海の極みin石巻

三陸わかめの種つけ 宮城県石巻市十三浜 2014年11月

先日、十三浜へわかめの種付け作業に行ってきました。





すでに浜の岸壁では佐藤さんだけでなく、わかめ養殖の方、
ほたてを収穫し、殻を磨いている方々などがいました。


この細いロープに沢山のわかめの種がついています。
これを数センチに切り、養殖ロープにはさんでいきます。



二人一組で作業します。


一人が太い養殖ロープを緩め、そこにわかめの種を入れて締めます。
手際よく種をはさんでいきます。





人手が必要な浜の仕事は家族、親戚皆さん協力で成り立ちます。






この日は町内の年配の方々が車に乗って見学に来られていました。



種をつけたロープを船につけて出発です。




船で5~10分のいくつかの魚場に行き、
種つけしたロープを海に投入していきます。

すでに設置してあるアンカー(重り)につけてくるのですが、
揺れる船の中でロープをつないでいきます。

浜も寒く感じましたが、船上ではより寒さが感じられます。

この日はめったにない穏やかな海での作業です。



船で一緒に作業している先代のお父さんは肩を治すため、
仙台の病院に手術をしに行くそうです。

苦労の多い海の仕事を長く続けてきて、特に震災後は休みもなく
やってこられていたので、体にきてしまったのだと思います。
入院して体を治しつつ、少しでも疲れがとれたらと思います。


お父さんだけでなく、佐藤さん自身も捻挫をしたり、よく怪我をされるし、
奥さんも、、と皆さんどこか体に不具合を感じながら頑張っています。


わかめ養殖に手抜きをせず、実直に取り組む佐藤さんなので、
作業も普通より手間をかけています。
よいものを長くつくってもらいたいので、体を大事にしてもらいたいです。







佐藤さんのわかめ・昆布が購入できます。



わかめオーナープロジェクト
石巻三陸わかめオーナープロジェクト