お久しぶりです!
今回の記事では、私が最近どハマりしている漫画『氷の城壁』を読んだ雑感を綴りたいと思います✍️


本作は阿賀沢紅茶先生によるウェブ漫画で、集英社から単行本も出ています!どこか拗れた4人の高校生の青春ストーリーとなっております🌸




ネタバレも含まれますので、まだ本作を最後までご覧になっていない方はご注意ください!

【全体的な感想】


思春期特有の言語化が難しいモヤモヤとした気持ちを掬い上げてくれるような作品でした!阿賀沢先生は心情の言語化が上手すぎる…!
友情と恋愛が両方とも偏りなく描かれていて、こゆん・美姫・ミナト・ヨータ4人の関係性が大好きになりました。

どのキャラクターも短所や弱さがあるので人間味があるんです。彼らが悩みながら成長する姿に心を動かされました…!
また、様々なタイプの子がいて読み応えがありました。共感できるキャラクターもいれば、逆に自分とは正反対なキャラクターも沢山出てくる。でも各キャラの考え方に説得力があって、自分と真逆の考え方のキャラクターのこともちゃんと理解できるんですよね。「あ、こういう考えの人もいるんだな」と思えるので視野が広くなりました。

そして、メインの4人が全員良い子!!みんな相手の気持ちを考えて行動することができる子で、読んでいると優しい気持ちになれます。
でも相手の気持ちを汲もうとしすぎて誤解が生まれ、そのせいで少しずつ拗れていくんですよね!なのでずっとハラハラドキドキしていて、続きが気になって止まらなくなるような作品でした😂

また、阿賀沢先生はキャラクターの表情の描き分けが本当にお上手だなと思いました。ホッとした時の表情とか、警戒心を持っている表情とか、今にも泣きそうな表情とか…。
シンプルな絵柄なのに、細かい心情が絵からちゃんと伝わってくる所が好きです🫶

【各キャラクターに対する感想】


​こゆん

こゆんは繊細で自分の心の傷に敏感な分、他人の心の傷にも敏感な優しい子なんですよね🥲常に相手がどう思うかを考えて寄り添うことができる所が凄く素敵だと思います🥹

また『氷の城壁』はこゆん視点の物語で、こゆんの語りが多かったというのもあって1番共感できるポイントが多かったかもしれないです。

例えば下記の台詞。

「好きって気持ちは同じ色で同じ大きさじゃないとどっちかが苦しい思いをする」

「『少しずつ好きになれたら』なんてのは 自分視点自分ペースの考えでしかなくて 私は相手の熱量を考えていなかった」

私はこの感覚に覚えがありすぎて、読んでいてグサッときました。過去に似たような経験をしたことがあったので、こゆんが言語化してくれたお陰で当時モヤモヤしたりしんどかった理由がストンと腑に落ちました…。
考えてみれば当たり前のことなんですけど、恋愛って相手の気持ちを考えるのが凄く大事なことなんだなと実感を伴って思わされました。それに、お互いが同じ気持ちになるのって奇跡みたいなことなんだなぁと思いました。2度といい加減な気持ちで付き合ったりしちゃダメだ…と心に刻み込みました😇もっと早く『氷の城壁』に出会いたかったよ!!泣

他にも、「誰にだって良い所くらいあるよ」っていう台詞にはハッとさせられましたね。この台詞のお陰でフラットに相手を見ることができるようになった気がして、スッと心が軽くなりました🍀

他にも共感できるシーンやハッとさせられるシーンが山ほどありました!こゆんは考え方が大人だなぁと思いました…💭

ミナト

よくもまぁここまで心を掻き乱してくれたな雨宮ミナト…!!!

初期の頃は「なんやこの陽キャイケメン…こゆんに近づくんじゃねぇぞ…」と思っていたのですが、気が付いたら恋するミナトの可愛さにメロメロになっておりました☺️
ところがどっこい、桃香ちゃんと付き合い出したミナトを見た私はキレ散らかしており……
かと思えば、最終的には成長を見せてくれたミナトにホロリときたりして……

こんな具合で、なんだかずーーっとミナトに感情をグッチャグチャにされておりました。笑
……あ、誤解のないように言っておきますが、最終的にはミナトのこと大好きになりましたよ!!!ビックラブ!!!(←雑だなぁ)

私は人見知りなタイプなので、輪に入れない子に積極的に声をかけるミナトとは正反対です。なので最初はミナトという人間が全然分かりませんでした。
でも「だんだん目的がすり替わっていた」という台詞を読んで、今までうっすら感じていたミナトの行動に対するモヤッとした気持ちの答えが分かりました。ミナトには弱さがあったんだなぁ〜。
それでも、確実にミナトのお陰で救われている子はいると思います。こゆんもそう言ってましたし。そういう優しい所は素直に尊敬していますし、凄いなって思いました。だから、ミナトの周りには素敵な友達が沢山いるんですね。みんながお誕生日お祝いしてくれた時に涙したミナトを見た時は感動したよ…🥹

あ、でも「自分がない」「決断を相手に任せる方が楽」というミナトの特徴は私と共通していたので、読んでいて胸が痛かったです😂知りたくなかった自分の本音を知ってしまい、めちゃくちゃ恥ずかしくなりました!!反省!!!笑 私もちゃんと自分の発言に責任を持って生きます!😇

美姫

めっちゃめちゃ良い子!!そしてカッコいい!!憧れな存在です。
友達想いで正直で表裏が無いし、思ったことを真っ直ぐ相手に伝えることができる強さがある所を凄く尊敬しています…🥹いつもこゆんの幸せを考えて行動していて凄く優しい子だなぁと思います。こゆんの良い友達だ…🫶

ヨータの告白を1度断ったのも偉いなぁと思います。ヨータのことが大切で、彼のことを考えたからこその決断ですよね🥹
「ここで告白を受け入れたら、自分に対する好意を繋ぎ止めたいだけになってしまう」ということに気付いて、相手のためを思って突き放すのってなかなかできないことだと思います。これができる美姫は凄く誠実で優しいし、強いなぁと思います。尊敬…!!

ヨータ

優しくてあったかくて、ほんわかしてて陽だまりみたいで…なんて良い子なんだ…🥹
人と程よい距離感を取りつつも友達が困ってる時にはフォローしてくれる所も、一途で愛情深い所も凄く素敵。推しです。大好きだヨータ。幸せになってくれ…🥲

心に余裕があって悩みが無さそうに見えて、実際は深く考えないようにしているだけで心にずっと煤を溜め続けていたんですよね…🥲悩みが無いのではなくて、そもそも諦めてしまっているだけだったんですよね。読んでいて胸が苦しくなりました。

だからこそ、美姫と出会えて良かったなと思います。美姫の太陽のような明るさがヨータを照らしてくれたんだね…🥹『箍』を読んでうるっときてしまいました…。最後の最後にヨータが救われて良かった…😭そして、ヨータの一途な想いが報われて本当に嬉しいです。愛情深いヨータ、素敵すぎる…🥹どうか美姫と一生幸せでいてね…💐

あとこゆんと友達になれて良かったなと思いました。こゆんがヨータの煤を掃き出してくれて良かった…😭2人の関係性もほのぼのしていて平和で好きです🍀
ヨータがミナトにだけ当たりが強いのも、仲良しな証拠だなーって伝わってきて微笑ましいです☺️



メインの4人の他にも、『氷の城壁』には魅力的なキャラクターが沢山登場しましたね!

「五十嵐も可愛いヤツだよな、デリカシー無いけど」「桃香ちゃんも憎めない…!」「秋音ちゃんは可愛いな☺️」「真夏は…うん…🙃」etc...
まだまだ語りたいことは沢山ありますが、キリがないのでこの辺りにしておこうと思います!素敵な作品に出会えて良かった〜!!

そういえば、今年の夏には『氷の城壁』のコラボカフェ第2弾も開催されるそうですね🙌私は第1弾が開催している時はそもそもこの作品を知らなかったため足を運べず悔しい思いをしたので、第2弾は絶対行きたいです🔥開催される日が楽しみですね🥰