宮古地方では古くから「北風が吹くとサケが来る」と言われます。
北風が吹き、波が立ち、海がかき回されると水温が下がります。
そうすると冷たい海水が好きなサケたちの活性が上がるのです。
タイトルに付けた「北風が吹かないかなー」という願いは、つまりそういうこと。
現在、海の水温が高く、サケが寄り付いて来ない状態が続いてるようなのです。
そのかわり、高めの水温が好きなサワラやイナダやサバなどがわんさと獲れてます。
定置網漁船はフル稼働で頑張っているのですが……
今朝などサケの水揚げ量はご覧の状態です(宮古市魚市場で)。
昨日の県下の定置網の水揚げ状況もこんな状態。うーむ。
こういう立派な銀毛の1号品がたくさん獲れてくれないと
例年すでに作り始めている「名物 新巻鮭」が作れないゾと水産業者は異口同音に嘆いてます。
だから「北風が吹かないかなー」なのです。
さて。
朝の到来はどんどん遅くなっております。
今朝は、昨日から沖合が荒れてるらしく、はえ縄の漁船もほぼ水揚げがなく、マダラは高騰!!
定置網も上で書いたような状況ですが、
全国的に不漁の(残念な話題ばかりですが)イカ類もわずかに見えているだけ。
活魚イケスには「元気すぎるシャコ」や、
「デカすぎるイシガレイ」が目を引きました。
最後にまた、しつこく言います。
北風が吹かないかなー!
北風が吹かないかなー!!
北風が吹かないかなー!!!








