【日々の読書】いちご大福を超えるフレジエ/賀十つばさ『バニラなバカンス』 | やさしく、愉しい日々~キナの活動記

やさしく、愉しい日々~キナの活動記

当室にお訪ねくださってありがとうございます。
窓から富士山と田園風景が見える東京郊外で暮らすOLです。日常の徒然に加え、娘の英語とピアノの取組みを記録しています。

先月は、賀十つばささんの『ドゥリトル先生のブックカフェ』をオーディブルで楽しみました🎧

今月も気づけば、NHKで『バニラな毎日』としてドラマ化された、同じ作者のこちらのシリーズを聴いていました📚


たった一人のために開かれるお菓子教室を舞台に、孤独な人たちの心が、お菓子作りの過程を通して癒やされていく物語です🍰


『バニラな毎日』をさらっと聴いたあと、続けて『バニラなバカンス』へ──。


多くのフランス菓子やケーキが登場しますが、とくに気になったのが、フランス版ショートケーキともいえるフレジエ🇫🇷


甘党ではない私には聞き馴染みがなかったけれど、いちご大福や栗羊羹にたとえられ、読み進めるうちにすっかり食べてみたくなりました🍓✨


個人的には、2作目の方が読みごたえがありました。精神的な問題を抱える人々が、それらを克服したり解決するだけではなく、無理のない形で支え合いながら歩んでいくお話。


主人公の運のよさ(悪さ?)のおかげもあり、重く暗くならず、読後はふっと心が軽く、あたたかい余韻が残ります。


ドラマはまだ観ていないので、機会があればぜひ観てみたいと思える作品でした📺