今日は成人の日。
22年前、私は二十歳。
コロナも関係なく
例年通りに行われた成人式に
私は行かなかった。
強い意志を持って。
私に晴れ着は似合わない。
関係ない。
笑顔も、はしゃぐことも、
クラスメートに会うことも。
地味に粛々と生き続ける。
それが私の人生。
楽しいことに加わるより
悲しみに寄り添って
それが、私の人生。
それでもいいでしょ
そんな私でも
一度は結婚した。
都会にも出た。
あの日、成人式を報道するテレビに
映されたクラスメートは
あの日、成人式に出かけていった
同い年のみんなは
いま、幸せだろうか。
42才、大病したバツイチ独女の
ひとりごと。