近畿・四国・九州・山陰 編 ~西へ~(1)1日目①は、→こちら
明日の登城予定を考えて、目的地になるべく近い道の駅へ向かうと、
「原尻の滝」の看板発見。まだ時間も早いので、行ってみました。


原尻の滝(はらじりのたき)
原尻の滝は、大野川の支流「緒方川」にかかる滝で、高さ約20m、幅約100m、上空から見ると美しい弧を描いている滝です。
普段は、穏やかに水が落ちることの滝ですが、ひとたび大雨が降ると一気に水量が増し、激しく流れる滝に変わります。切れ目なく落ちる水は滝を形づくっている岩を滑っていきます。
その岩は、実は大きな一枚岩であり、この豊後大野ジオパークにもっともなじみの深い石、阿蘇溶結凝灰岩と呼ばれる岩石でできています。
この滝は、平野部にあるため淡々名立ち寄ることができ、人々の生活に大きな影響をあたえてきました。滝と、滝を舞台にした歴史や文化、産業の発展を学べることは、この滝の特徴です。
阿蘇溶結凝灰岩とは
阿蘇溶結凝灰岩は、熊本県阿蘇市にある「阿蘇山」の巨大噴火によってもたらされた石で、今から9万年前、阿蘇山の巨大噴火によって火砕流が発生し、その大量の火砕流が豊後大野の低地にとどまって冷えて固まってできました。冷えて固まったために起きたひび割れは、滝を形づくる上で大きな影響をあたえたといいます。
-案内板より

車を停め、ゴーッという音のする方へ行くと「お不動さん」が祀られており、

その後ろに幾筋の流れが落ちる滝が。


左手(下流)には木造の吊り橋が架かっており、滝の上流には車や人が
横切っているので滝の周りを一周する事が出来そうです。

吊り橋中間あたりから滝を見る

対岸に着き、滝を見ながら上流へ。


滝の岩に出来た大きなひび割れ
この滝を造っている岩石は、9万年前に起きた阿蘇山の大噴火によって発生した火砕流が冷えて固まったものである。 火砕流とは、噴火で大量に噴き上がった火山ガス、溶岩、軽石、火山灰などが、高温のまま上空から一気に流れ下る現象だが、ここ大野川流域はその火砕流に厚く埋め尽くされてしまった。たまった火砕流は熱により再び溶けた後、徐々に冷えてゆくが、この冷えてゆく過程で生まれた縦方向のひび割れが「柱状節理」と呼ばれるものである。
-案内板より

滝の上では、ポットホール(おう穴)と呼ばれる無数の穴が見られます。水の力によって石がころがり、川底に丸い穴があいたもので、このポットホールがつながり溝のようになっています。-案内板より

滝上流の沈下橋は、落ち口の近くを通っていた。
更に上流には、イイ感じの5連アーチの石橋が。

原尻橋 大正12年架設 橋長:73m 近代土木遺産Aランク

滝の横にも道の駅はありましたが、何となく嫌だったので移動。

旅泊地は「道の駅・きよかわ」に決定。

第31日目終了
本日の走行距離 159km
つづく
当ブログの無断使用は禁止です。
メッセージにて確認をして下さい。その上で、
文章引用・画像使用の場合は出典元URLを明記して下さい。