近畿・四国・九州・山陰 編 ~西へ~(1)1日目①は、→こちら
曇りですが、明るいので今日も天気は大丈夫そうな20日目。

シャワーを浴びて、管理人に挨拶をして、向かったのは、昨日野営場に居た
若者に教えて頂いた「評判の良い店」です。

麺屋 大輔(津山市中心部から県道68号を北へ3km強)
開店少し前に到着。並んでいました。最後尾に並ぶとすぐに開店。
20分以上待たされて着丼。見た目、綺麗です。期待度上昇です。
甘みを感じる円やかな熱々のスープは、旨みもシッカリです。
合わせる細直麺は、口当たり良く旨い。スープにもよく合っている。
この店、当たりです。
特製にしたので、トッピン具も充実。チャーシュー(バラ2ロース2)
炙りの様だが、ガス、煙の臭いもなく良好。薄味で少し甘い煮玉子。
メンマも邪魔をしない控えめな味付け。薬味は、水菜とネギ(白)。

しお 特製(あぶり肉入り玉子入り)
旨かったので、献立頭の「とんこつ」を注文。
円やかな豚骨ですが旨みはシッカリ。嫌な臭みもなく手間をかけた
味で、これまた旨い。合わせる麺は、硬めにあげた極細直麺(博多麺)
トッピン具も博多麺の食感を補うように木耳、モヤシがのり、考えられ
ている。こちらの薬味のネギは「緑」スープに合わせて変えているのだ。
こちらのラーメンは「ちゃんと考え、丁寧に仕事をしている」という事だ。
又食したい店でした。(去年津山に来た時に知っていれば来ていたのに…)

とんこつ ふつう
旨いラーメンに心も体も満足して、本日最初の神社に向かいます。


中山神社祝木のケヤキ 市指定天然記念物
中山神社大鳥居前の県道ぞいにある。推定樹齢800年で、胸高8.95m、根元10.5m。地上5mから七枝に分かれ、内部は空洞となっている。道路に面して祝木社の小祀がある。祝木とはこの木の下で中山神社先住神を祝い祭ったという伝説にちなんでいる。
「中山神社縁由」によると、慶雲3年(706)中山神は美作国を鎮護するため英多郡楢原に天下った。次に水無瀬河奥の泉水池(現津山市一宮)に現れ、さらに田辺の霧山に移った。そこで麓の川に鵜の羽を浮かべたところ、その羽が長良嶽の麓にとどまった。その地はすでに先住神の大巳貴命が鎮座していたが、命から国譲りをうけ、慶雲5年(708)現在地に社殿を建てて永くこの地に鎮座することになった。そして
大巳貴命は祝木のもとに移住して鎮座したが、のち数10m南の地に宮地を求めて国司神社となったとする。 -津山の文化財より


貫が柱から出ていない「中山鳥居」


名木百選
中山神社のムクノキ
(ニレ科)津山市一宮 推定樹齢500年
本樹は、「祝木のけやき」等と共に中山神社の社叢を代表する木で、目通り周囲5.3m、樹高は23mである。 -案内板より


農耕の神 牛馬の守護神として信仰をあつめてきた神社なので「神牛」


「日露戰役全勝記念」奉納の狛犬

中山神社の指定文化財
中山神社は、慶雲4年(707)の創建と伝えられる美作国の一宮です。『延喜式』にも載せられた式内社で、『今昔物語』には「今昔、美作国ニ中参(中山)・高野卜申神在マス。」と記され、『一遍上人絵伝』にも弘安9年(1286)の春に一遍上人が美作一宮(中山神社)に詣でた様子が描かれるなど、古来より広くその名を知られていました。
●中山神社本殿(国指定重要文化財、大正3年4月17日指定)は、「作陽誌」等によると戦国時代に兵火に遭ったものを永禄2年(1559)に戦国大名の尼子晴久が再建したものと伝えられています。入母屋造、妻入で向唐破風の向拝を有するこの本殿は、「中山造」と呼ばれる美作地方独特の神社建築様式であり、中山神社本殿を最古の例としています。
●中山神社神門(市指定重要文化財、昭和50年11月15日指定)は、もと津山城二ノ丸の四脚門で、廃城後の明治7年(1874)に中山神社に移築されたものです。
本柱二本と控柱二本からなる薬医門形式で、屋根は切妻造、桧皮葺です。柱や梁には太いケヤキを用いており、あまり装飾を加えず、軒を高くしているところなど、いかにも城門らしい建物です。
●中山神社祝木のケヤキ(市指定天然記念物、昭和48年10月20日指定)は、鳥居前の参道上にある推定樹齢800年のケヤキの大木で、胸高周囲9メートル、根廻り10.5メートルで地上5メートル付近から枝が分かれ、内部は空洞となっています。道路に面して祝木社の祠がありますが、この神は元はこの地にいて中山神社に国譲りをした先住神とされています。
●中山神社戦国武将文書(市指定需要文化財、昭和50年11月15日指定)は、美作を支配した戦国武将が戦勝祈願や奉納などのために中山神社にあてた文書です。尼子晴久判物、毛利元就判物、古川元春外三名連署書状、毛利元就書状、浦上宗景半物の五通からなり、元禄3年(1690)に津山森藩家老の長尾隼人勝明によって一巻に成巻されました。
このように、中山神社では数多くの貴重な文化財が現在に至るまで大切に受け継がれています。
津山市教育委員会 -案内板より
つづく
当ブログの無断使用は禁止です。
メッセージにて確認をして下さい。その上で、
文章引用・画像使用の場合は出典元URLを明記して下さい。