~西へ~(2)1日目② 日本100名城 掛川城Ⅰ | どちて坊やが隠居をしたら~日本国でも毎日が徒然~

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「野宿でもお腹に肉のつく身哉」

日本一周・全県に足跡を目標に、車中泊やキャンプをしながら、
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神社仏閣に参拝し御朱印を頂く、旅の絵(写真)日記です。


                         近畿・四国・九州・山陰 編 ~西へ~(1)1日目①は、→こちら


満腹で向かった先は、日本100名城にも選ばれている「掛川城」です。



城祉の一部を思わせる外観の駐車場に停め、大手門跡より登城開始です。


 大手門(復元)
                     
掛川城大手門の復元について
 この門は掛川城の場内に入る最初の門として天守閣と共に掛川城の威厳を示すに相応しい最大の門です。
天正18年(1590)より慶長5年(1600)まで在城した山内一豊が中町に開かれた松尾口の大手筋を連雀町に移して大手郭を造り、その正門として設けたものです。建物は楼門造りの櫓門で間口は7間(約12.7m)、奥行は3間(約5.4m)、棟までの高さは38尺5寸(約11.6m)、二回は漆喰塗篭造りで格子窓付きの門櫓をおき、庇屋根を付けています。一階の中央には一間半両開き(巾約2.4m、高さ約2.2m)の門扉、左側に一間(巾約1.2m、高さ約2.2m)片開きの通用口の潜り戸を設けています。鏡柱は2尺2寸(約66厘)に1尺5寸(約45厘)もあり、冠木、梁、垂木等も総て大きな木材を用いた壮大な造りです。冠木下の高さが14尺6寸(約4.4m)もあるのは乗馬のままで通行できるためです。嘉永の地震(1854)で倒壊し安政5年に再建されましたが、明治になって廃城になり民間に払い下げられ火災に遭い焼失しました。元の位置は連雀町裏の堀を渡ったところ(交差点南、道路標示部分)で、区画整理事業により基礎の根固石を発掘調査し規模を確認しましたが、元の位置では道路と家屋に師匠を来たし、止むなく50m北側に創建当時の姿に復元しました。
この発掘で門を囲む枡型の築地と共に番所の遺構も発見され、移築保存されていた大手門番所を旧地と同じ位置関係に全体的に復元しました。
大手門から見る天守が一番美しいといわれます。この付近から大手門とともに天守をご鑑賞ください。 -案内板より


 

大手門をくぐると左手に「番屋」です。


 番所(移築)


 掛川城大手門番所
大手門番所は、城の正門である大手門の内側に建てられ、城内に出入りする者の監視や警備をする役人の詰所です。
嘉永7年(1854)の大地震で倒壊後、安政6年(1859)に再建されたのが現在の建物です。
明治初年、掛川藩の廃藩に際し、元静岡藩士谷庄右衛門が居宅用として譲り受け、別の場所に移築しましたが、昭和53年(1978)に谷家より市へ寄贈されました。大手門に付属した番所が現存するのは全国的にも珍しく、昭和55年(1980)市の文化財に指定されました。
発掘調査により掛川城大手門と番所の位置が正保年間頃(1644〜1647)に描かれた正保城絵図のとおりであることがあきらかになったので、平成7年(1995)周辺の区画整理により、本来の位置から約50メートル北に大手門を復元することにともない、それに合わせて番所を配置し、現在地に移築・復元しました。 -案内板より



 城内(内側)から見た大手門(右手前が番所)

 
 三光稲荷御由来
三光稲荷は、名馬の誉れの出世で有名な山内一豊公が掛川城主として文禄年間に城と城下町の大改築を行われたが、丁度この時期に豊臣秀吉の命で伏見桃山城の築城に加わった御縁で大手郭と大手厩の鎮守として伏見稲荷を勧請されました。
三光稲荷の由来は南北朝(吉野朝)時代のはじめの延元元年、後醍醐天皇が京都の花園院から吉野へ御幸をされる十二月二一日の深夜暗闇から難渋され途中伏見にさしかかり稲荷大社の御前で、

ぬばたまの くらき闇路に 迷うなり
われにかさなん みつのともし火(三の光)

と、御製を詠まれ、道中の安全と神助を祈願すると不思議に明るい一群の雲が現れ御幸の道を照らして無事に大和へ導かれたという故事があり伏見大社の本殿の脇には御製の碑が、吉野山金峯山には「導稲荷」があり東京新宿三光町の花園神社(三光稲荷)は吉野より勧請されたといわれこうした御利益から大手厩の構内にお祀りされました。 -案内板より






お稲荷さんに拝して先に進みました。





                             つづく







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