[沖縄 編(4)のつづき]

波上宮 拝殿
境内仮宮


世持神社(左)浮島神社(右)


明治天皇聖像と由来


明治天皇 御製
「わが国は神のすゑなり神まつる昔の手ぶりわするなよゆめ」 (左)
「たらちねの親に仕へてまめなるが人のまことの始なりけり」(右)

昭和天皇の御製
「思わざる 病となりぬ 沖縄を たずねて果たさぬ つとめありしを」
昭和天皇のおことば
さきの大戦で戦場となった沖縄が、島々の姿をも変える甚大な被害を蒙り、一般住民を含む府数多の尊い犠牲者を出したことに加え、戦後も長らく多大の苦労を余儀なくされてきたことを思うとき深い悲しみと痛みを覚えます。
ここに、改めて、戦陣に散り、戦禍にたおれた数多くの人々やその遺族に対し、哀悼の意を表するとともに、戦後の復興に尽力した人々の苦労を心からねぎらいたいと思います。
終戦以来すでに四十二年の歳月を数え、今日この地で親しく沖縄の現状と県民の姿に接することを念願していましたが、思わぬ病のため今回沖縄訪問を断念しなければならなくなったことは、誠に残念でなりません。
健康が回復したら、できるだけ早い機会に訪問したいと思います。
皆には、どうか今後とも相協力して、平和で幸せな社会をつくり上げるため、更に協力してくれることを切に希望します。
昭和六十二年十月二十四日
ご本殿を拝すため、一旦境内を出て、後ろにまわります。

つづく