[神雷部隊慰霊と相模一宮・総社(1)のつづき]
鎌倉(鶴岡)八幡宮に続いて訪れたのは、禅宗の寺院で、
臨済宗建長寺派の大本山・建長寺の塔頭(たっちゅう)、
正統院 (しょうとういん)です。

正統院境内の墓地に神雷部隊の戦死者を祀る
「神雷戦士之碑」が建っております。

碑は昭和40年(1965年)3月21日に建立されました。


正統院(ご本尊は文殊菩薩)

碑は、墓地奥の崖に掘られた壕にございます。


神雷部隊の正式名は「第七二一海軍航空隊」です。
特別攻撃兵器「桜花」の実験・訓練部隊として編成され、
大東亜戦争(WWⅡ太平洋戦線)終盤に沖縄戦線で桜花を
含む対艦特別攻撃に従事した部隊であります。

慰霊碑には、特攻による戦死者829名と特攻機(桜花)のテスト機殉難者の
氏名や階級・出身地が刻まれております。



特殊滑空機 桜花
全ての兵者に敬意を表しますと共に、英霊の御霊に感謝の誠を捧げます。
つづく