2月16日 その1

【政治関連】

・バンコクで小規模な反軍政デモ、4人逮捕
(http://www.newsclip.be/article/2015/02/16/24763.html)

14日、バンコク都心の高架電車ナショナルスタジアム近くのバンコク芸術文化センター前で、軍事政権に反対する小規模なデモがあり、戒厳令による政治集会禁止命令に違反したとして、デモ参加者のタイ人男女4人が治安当局に逮捕された。

 デモ参加者は民主主義の回復を訴え、指3本を立てるジェスチャーで軍政に抗議した。指3本を立てるジェスチャーは米人気映画「ハンガー・ゲーム」で主人公らが支配者への抵抗を示す仕草で、タイでは反軍政のシンボルとして使われている。

 4人は15日、それぞれ2万―4万バーツの保釈保証金を支払い保釈された。

《タクシン派vs反タクシン派》
 タイでは2006年以降、東北部と北部の住民、バンコクの中低所得者層の支持を集めるタクシン元首相派と、特権階級、南部住民とバンコクの中間層を中心とする反タクシン派の抗争が続き、政治・社会が混乱している。
 反タクシン派はタクシン氏を反王室の腐敗政治家と糾弾し、2006年の軍事クーデターでタクシン政権(2001―2006年)を打倒した。タクシン派は2007年の民政移管選挙で勝利したものの、2008年に「司法クーデター」と呼ばれた裁判所によるタクシン派与党解党で反タクシン派に政権を奪われた。反タクシン派政権下の2009年、2010年、タクシン派は、特権階級が軍官財界を動かし民主主義や法治をねじまげているとして、政権打倒のデモを行い、2010年のデモでは治安部隊との衝突で、市民、兵士ら91人が死亡、1400人以上が負傷した。
 タクシン派は2011年の下院総選挙で再度勝利し、インラク政権が発足した。しかし、2013年10月から、インラク政権打倒を目指す反タクシン派市民のデモがバンコクなどで拡大。2014年1、2月には数万人がバンコクの主要交差点を長期間占拠した。軍は治安回復を理由に、5月に戒厳令を発令、クーデターでタクシン派政権を倒し、全権を掌握。当初は両派の和解を目指すとしていたが、タクシン派の官僚、軍・警察幹部のほとんどを左遷し、地方のタクシン派団体を解散に追い込むなど、タクシン派潰しを進めている。[newsclip]

*大型インフラ整備(利権)はおいしいですからね。
 しかし、やり過ぎは国家財政の悪化→増税→平民の苦労
・首相が検討指示、バンコクと主要観光地を結ぶ高速鉄道
(http://www.bangkokshuho.com/article_detail.php?id=5219)

プラユット首相は2月12日、タイ投資委員会(BOI)の今年初の会議の席上、関係政府機関に対し、バンコクと主要観光地を結ぶルートに民間との合弁事業で高速鉄道を建設するプランを検討するよう指示した。

チャクラモン工業相によれば、バンコクとチェンマイ、ラヨン、ナコンラチャシマ、ピサヌローク、ホアヒン、パタヤなどを結ぶルートに高速鉄道が建設される可能性があるという。

なお、今回の会議でBOI特典の付与が決まったプロジェクトは投資総額が770億バーツ以上となっている。[Weekly Bangkok Shuho]


【その他ニュース&情報】

*政権交代により親中が加速中のタイ王国ですが、これ以上に移民まで増えたら・・・
 チベット、東トルキスタン(ウイグル)、内モンゴル、香港…みたいになっちゃいますよ。
・中国人も憧れるタイへの移住=富裕層の祖先は中国からの移民が中心
(http://www.globalnewsasia.com/article.php?id=1539&&country=2&&p=2)

2015年2月14日、タイメディアが、中国WEBサイト「英派旅行網」の情報を伝えた。それによると中国の専門家は、中国からタイへのこの10年間の移民の増加を「第3次移民ブーム」と言うほどの人気だと説明している。

 タイ富裕層の多くは、祖父母の代やそれ以前に華僑としてタイに渡った人が多く、経済・政治的にも密接な関係を保っている両国だ。多くの中国人がタイへ移住したがる理由は以下の6つ。

1、環境が良く空気がキレイ
タイの雰囲気と環境を好む人が多い。中国の多くの都市と比べて、チェンマイなど空気がキレイな地域が多い。

2、生活コストが安く福祉も充実、老後をタイで過ごす
中国の中間層にとって、生活コストが中国の省都よりも安い。チェンマイで老後を過ごすという選択のハードルが低い。リタイアした欧米人が老後をタイで暮らすというトレンドがここ20年人気だ。

3、ビジネスチャンスと多元的環境
周辺のカンボジア、ミャンマー、ラオスに比べ、タイは先進的でインフラも充実し、人々の気質も開放的で穏やか。バンコク、チェンマイ、パタヤ、プーケットのような大都市や観光都市に分散して移住するケースが増えている。

4、コストパフォーマンスの高さ
中国に近く、コストパフォーマンスの面で選択しやすい。

5、産児制限がない
人口の少ないタイでは政府が出産を奨励している。ここでは子どもを4人、5人持つことも出来る。

6、自由に仏教修行ができる
仏教国のタイでは、僧侶に出会うことが多い。中国では仏門に入る人は少なく、厳しく過酷な条件が求められるため、中国で出家するということは、大病を患ったか、何か大きな傷を受けたとみなされてしまうが、タイではそんな事はない。タイ人は出家を、人生設計の中に取り入れていて、好きなときに出家・還俗することができ、周囲の目を気にする必要が無い。 [GLOBAL NEWS ASIA]

・タイ・エアアジアX、札幌線5月就航へ-毎日1往復、2月10日から予約開始
(http://bangkok.keizai.biz/headline/1363/)

 格安航空会社(LCC)「タイ・エアアジアX」は5月1日から、バンコク・ドンムアン空港と札幌・新千歳空港を毎日1往復する直行便を就航させる。

 「バンコク-成田線」「同-関空線」に次ぐ日本乗り入れの新路線。インターネット予約の受付開始はタイ時間の2月10日23時。就航記念のプロモーション運賃は、エコノミークラスが片道3,990バーツ~、ビジネスクラスが9,990バーツ~(以上、燃油サーチャージ、空港税込み)としており、すでにSNSを通じて話題となっている。

 運航ダイヤはバンコク発23時10分-新千歳着翌7時50分、新千歳発8時55分-バンコク着14時10分。使用機体はエアバスA330-300で、ビジネスクラス12席を含む計377席となっている。

 日本政府観光局(JNTO)の発表によると、2014年の訪日タイ人数は65万7600人で前年比45.0%増。3年連続で史上最多を更新している。特に北海道は人気が高く、さっぽろ雪まつりには多くのタイ人観光客が訪れている。[バンコク経済新聞]




タイ政変とデモ→クーデター→軍事政権の流れはこちらから、順にご覧下さい。
《 テーマ:Welcome 2 Thailand 》
http://ameblo.jp/umibouzu2010/themeentrylist-1-10075302558.html
「【タイ好き?】定期イベントですかぁ①~⑳」
http://ameblo.jp/umibouzu2010/entry-11660582005.html
「【タイ好き?】定期イベントですかぁ改め反政府デモ2013①~㊿」
http://ameblo.jp/umibouzu2010/entry-11713405983.html
「【タイ好き?】反政府デモ2013(2556)改め反政府デモ2013~2014(1)~(50)」
http://ameblo.jp/umibouzu2010/entry-11737925751.html
「【タイ好き?】反政府デモ2013~2014改め反政府デモ2014最新情報(1)~(99)」
http://ameblo.jp/umibouzu2010/entry-11763330356.html
「【タイ好き?】反政府デモ2014最新情報改めデモ2014最新情報+α(1)~(50)」
http://ameblo.jp/umibouzu2010/entry-11817365348.html
【タイ好き?】デモ2014最新情報+α改めクーデターで軍事政権樹立(1)~(99)
http://ameblo.jp/umibouzu2010/entry-11858255698.html
【タイ好き?】クーデターで軍事政権樹立改め
       軍事政権下(クーデター2014)最新情報+α(1)~(50)
http://ameblo.jp/umibouzu2010/entry-11877752617.html
【タイ好き?】軍事政権下(クーデター2014)最新情報+α改め
       最新政治情報&注目ニュース(1)~(168)
http://ameblo.jp/umibouzu2010/entry-11912822720.html
【タイ好き?】最新政治情報&注目ニュース改め
       最新政治&注目ニュースと情報(1)~
http://ameblo.jp/umibouzu2010/entry-11972247025.html



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