12月3日 その1


【政治関連】

・タイ民政移管選挙、2016年に遅延か 軍政閣僚が相次ぎ示唆
(http://www.newsclip.be/article/2014/12/03/24022.html)

タイ軍事政権の主要閣僚が、民政移管の総選挙が2016年にずれ込むという見通しを相次いで示した。

 プラユット首相(前タイ陸軍司令官)が国民と国際社会に示した民政移管の行程表は2015年後半の総選挙をうたっていた。欧米諸国はできるだけ早期に総選挙を行うべきとしており、軍政の動きは反発を招きそうだ。

 11月26日に放送された英BBC放送のインタビューで、ソムマイ財務相(元財務副次官)が「個人的な感触」とした上で、総選挙が当初予定より半年程度遅れるという見通しを示した。

 翌27日には、プラユット首相の元上官であるプラウィット副首相兼国防相(元タイ陸軍司令官)が、軍政に反対する動きがあることを理由に、総選挙は2016年になると思うと話した。

 29日には、新憲法制定や政治制度改革の司令塔であるウィサヌ副首相(元内閣秘書官長)が、憲法制定と関連法の整備にかかる時間からみて、総選挙は2016年2月になるという見通しを示した。

 ウィサヌ副首相の発言を伝えたタイ字紙タイラット(インターネット版)の記事に対する読者の反応は「好き」18%、「嫌い」77・7%だった。

 タイでは昨年10月から、タクシン元首相派政権打倒を目指す反タクシン派市民のデモがバンコクなどで拡大。今年1、2月には数万人がバンコクの主要交差点を長期間占拠した。軍は治安回復を理由に、5月に戒厳令を発令、クーデターでタクシン派政権を倒し、全権を掌握した。

 軍政の強権発動で、タクシン派と反タクシン派の衝突は収まり、市民生活は平穏を取り戻した。しかし、クーデターから半年経っても、両派の和解に向けた政治社会改革の道筋は見えていない。一方で、戒厳令による政治活動の禁止、報道統制、不敬罪による投獄などが続き、学生やメディア関係者の間で軍への反感が徐々に高まっている。

 経済の見通しも不透明だ。7―9月期の国内総生産(GDP)は前年同期比0・6%増、前期比(季節調整済み)1・1%増と低迷した。待たれるのは景気刺激策やインフラ整備、汚職対策などだが、軍政の具体的な動きは乏しい。[newsclip]

*恒例の同じニュースの読み比べです。立ち位置違えば・・・
・タイ・マレーシア首脳会談、タイ深南部で抗議の横断幕
(http://www.newsclip.be/article/2014/12/03/24021.html)

タイ軍事政権のプラユット首相(前タイ陸軍司令官)は1日、マレーシアを訪問し、ナジブ首相と会談した。

 両首脳はマレー系イスラム武装勢力によるテロが続くタイ深南部問題などについて協議。両国間の鉄道・道路交通の拡充なども話し合った。

 タイからはプラウィット副首相兼国防相(元タイ陸軍司令官)、タナサク副首相兼外相(前タイ国軍最高司令官)、ウドムデート・タイ陸軍司令官兼副国防相らが同行した。

 1日朝、タイ深南部のパタニー、ヤラー、ナラティワートの3県の数十カ所で、タイ軍政とマレーシア政府の交渉を批判する横断幕が見つかった。また、数カ所で爆弾が爆発した。けが人はなかった。

〈タイ深南部〉
 マレーシアと国境を接するタイ深南部(ナラティワート県、ヤラー県、パタニー県の3県とソンクラー県の一部)には、もともとイスラム教徒の小王国があったが、約100年前にタイに併合された。タイ政府は同化政策を進めてきたが、現在も住民の大半はマレー語方言を話すイスラム教徒で、タイ語を話せない人も多い。タイ語、仏教が中心のタイでは異質な地域で、行政と住民の意思疎通が不足し、インフラ整備、保健衛生などはタイ国内で最低レベルにとどまっている。
 深南部のマレー系イスラム教徒住民によるタイからの分離独立運動は断続的に続き、2001年から武装闘争が本格化。2004年4月には、警察派出所や軍基地を襲撃した武装グループをタイ治安当局が迎え撃ち、1日で武装グループ側108人、治安当局側5人が死亡した。同年10月にはナラティワート県タークバイ郡で、住民の逮捕などに反発したイスラム教徒住民3000人が警察署前で抗議デモを起こし、治安当局による発砲などで7人が死亡、約1000人が逮捕され、逮捕者のうち78人が軍用トラックで収容先に移送される途中、窒息死した。両事件でマレー系イスラム教徒住民のタイ政府への反発は強まった。
 タイ政府は常時10万人以上の兵士、警官を深南部に送り込み、力で鎮圧を図ってきたが、現在も連日、銃撃、爆破、放火事件が起き、事態が改善するめどは立っていない。武装勢力と治安当局の抗争による死者は2001年からこれまでに約6000人に上る。[newsclip]

・プラユット首相、マレーシア首相とタイ最南部問題を協議
(http://www.bangkokshuho.com/article_detail.php?id=4878)

プラユット首相は12月1日、マレーシアから帰国したあと、同国訪問中にナジブ首相とタイ最南部の治安問題などについて協議したことを明らかにした。

以前から分離独立の動きがあったタイ最南部では2004年初めからイスラム過激派によるテロが頻発。治安が極度悪化した状態が続いており、この問題の解決がタイ政府にとって大きな課題となっている。

最南部は住民のほとんどがイスラム教徒で、また、過激派のリーダーたちもイスラム教を国教とするマレーシアの組織とつながりがあるとの見方が支配的だ。

プラユット首相によれば、今回の首脳会談では、最南部の武装勢力との和平交渉を再開すること、交渉を進展させるための雰囲気作りに力を入れること、複数の勢力を交渉のテーブルにつかせることなどが合意されたとのことだ。[Weekly Bangkok Shuho]


【その他ニュース&情報】

・タイの「KFC」で女性客が女性店員に暴行 ネットに動画流出
(http://www.newsclip.be/article/2014/12/02/24018.html)

フライドチキンチェーン「KFC」のタイの店舗で、衆人環視の中、客の女性が女性店員を大声で罵(ののし)った上、殴るけるの暴行を加え、髪を引っ張るなどする動画がインターネットの動画投稿サイト、ユーチューブに投稿され、物議をかもしている。

 トラブルは11月27日、ディスカウントスア「ビッグC」の中部ラチャブリ県の店舗に入居する「KFC」で起きた。タイ字紙デーリーニュースなどによると、学生アルバイトの女性店員がテーブルを片付けた際に、ごみが女性客の皿に入り、女性客が店員に文句を言ったところ、店員がほうきを女性客の前に放り出した。これに怒った女性客が店員にコップを投げつけ、暴行を加えた。

 動画の長さは1分を超えるが、この騒動の間、止めに入る人はいなかった。

 「KFC」を展開する米外食大手ヤム・ブランズのタイ子会社ヤム・レストラン・インターナショナル(タイランド)によると、女性客と女性店員の双方が警察に被害届を出した。[newsclip]

・↑の動画








タイ政変とデモ→クーデター→軍事政権の流れはこちらから、順にご覧下さい。
《 テーマ:Welcome 2 Thailand 》
http://ameblo.jp/umibouzu2010/themeentrylist-1-10075302558.html
「【タイ好き?】定期イベントですかぁ①~⑳」
http://ameblo.jp/umibouzu2010/entry-11660582005.html
「【タイ好き?】定期イベントですかぁ改め反政府デモ2013①~㊿」
http://ameblo.jp/umibouzu2010/entry-11713405983.html
「【タイ好き?】反政府デモ2013(2556)改め反政府デモ2013~2014(1)~(50)」
http://ameblo.jp/umibouzu2010/entry-11737925751.html
「【タイ好き?】反政府デモ2013~2014改め反政府デモ2014最新情報(1)~(99)」
http://ameblo.jp/umibouzu2010/entry-11763330356.html
「【タイ好き?】反政府デモ2014最新情報改めデモ2014最新情報+α(1)~(50)」
http://ameblo.jp/umibouzu2010/entry-11817365348.html
【タイ好き?】デモ2014最新情報+α改めクーデターで軍事政権樹立(1)~(99)
http://ameblo.jp/umibouzu2010/entry-11858255698.html
【タイ好き?】クーデターで軍事政権樹立改め
       軍事政権下(クーデター2014)最新情報+α(1)~(50)
http://ameblo.jp/umibouzu2010/entry-11877752617.html
【タイ好き?】軍事政権下(クーデター2014)最新情報+α改め
最新政治情報&注目ニュース(1)~
http://ameblo.jp/umibouzu2010/entry-11912822720.html