2月5日、タイ反政府デモ関連・最新情報&ニュース

どうやら過ごし易い季節は終わったようです。
今日も暑かったバンコクであります。

=情報=

反政府デモ隊の妨害によって投票が一部で出来なかった先月26日の
期日前投票(不在者投票)は、今月26日に予定されていますが、
またもや、中央選管委員長・スパチャイ氏が、反政府寄りの発言。
「法律問題やデモ隊の妨害のため実施できないかもしれない」
*選管自らが、投票所をボイコットした事は、みんな知ってますよ。

一部報道が伝えた、
「政府総合庁舎の憲法裁判所、中央破産裁判所、最高検察庁、法務省の部局
 などが業務を再開」を受けて、
「開いている政府機関を占拠、封鎖する」とステープ氏が明言

先日1日のラクシー事件、映像から判明した犯人数は21名、
内、(容疑者)3名を特定し裁判所に逮捕状請求した模様

在タイ日本人にも何かと注目されている「チューウィット兄」、
日本のメディアでも取り上げられました。
*ステープ氏、パクリコーヒー屋オヤジとインタビューに成功した榎並アナには、
 次はぜひ、チューウィット兄の独占インタビューを狙って頂きたい

タイ、小政党党首発言に脚光 TVでデモ批判「意思表明は選挙で」
(http://www.sankeibiz.jp/macro/news/140203/mcb1402030500000-n1.htm?fb_action_ids=3962933927268&fb_action_types=og.recommends&fb_source=other_multiline&action_object_map=[624113134291195]&action_type_map=[%22og.recommends%22]&action_ref_map=[])

下院総選挙を延期できるか否かで混乱を極めたタイの政局。昨年10月から始まった反政府デモは3カ月を超え、「バンコク封鎖」と銘打った主要交差点の占拠も2週間以上に渡った。タクシン派対反タクシン派の感情論に発展し、事態を一層複雑にしている。そうした中、反タクシン派であるはずの小政党の党首(下院議員)がテレビ番組で展開したデモ隊批判の主張を評価する声が広がっている。発言が賛同を得たのはなぜか。

 ◆感情論に冷静な対応

 この小政党の党首は、ラック・タイランド党(タイを愛する党)のチューウィット党首。1月15日、インラック選挙管理内閣が事態打開のために呼びかけた選挙実施に関する会合に出席後、反政府寄りとされる民放のチャンネル9に出演した。ラック・タイランド党はかねてからインラック内閣の政策に批判的で野党色を鮮明にしていた。番組でも当然、「政府批判」をしてもらえるものとチューウィット党首に出演を願った。

 チャンネル9によると、番組では女性キャスターからの質問に党首が答えるという問答形式を予定していた。ところが、冒頭から党首側が一方的に主張を展開し始めたことから、予定が大幅に狂ってしまった。チューウィット党首は、出演に先立ち出席した選挙会合で野党民主党党首のアピシット前首相とデモ隊を率いるステープ元副首相が欠席したことを取り上げ、「なぜ、2人は話し合いの席に来ないんだ」と大声で活を入れた。

 これにむきになって対抗したのが、目の前にいたチャンネル9の女性キャスターだ。顔を真っ赤にしながら「それはインラック政府が汚職にまみれて信頼できないから。デモは多くの人が支援している」と切り返すと、今度はチューウィット党首が「デモといっても、ほとんどが南部から来た民主党支持者ばかりだ」と反論。反政府デモ隊が求める「人民会議」の設置についても、「いったい、誰がそれを決めるのだ」と一蹴した。

女性キャスターも黙ってはいない。「人民会議で政治改革を進めれば汚職がなくなる」「デモ以外にどのような方法があるのか」などと切り返す。だが、チューウィット党首は余裕綽々(しゃくしゃく)の様子で「過去には民主党政権もあったし、ステープ(元副首相)は35年以上も議員をしながら何も解決することができなかった。(政治的意思表明は)選挙で行うべきだ」と相手にしなかった。

 極め付きは、15分ほど“議論”が続いた最後だ。形勢不利となった女性キャスターが「選挙をすれば(与党タイ貢献党に)負けてしまう」とつい本音をこぼすと、チューウィット党首は少し同情した様子で、「それが選挙、民主主義というものだ。民主党が評価されていない結果だ」と静かに語り、いなしてみせた。

 ◆異色の経歴

 テレビで一部始終を見ていたタイの有権者からは、賛否二分する意見が番組に寄せられた。ラムカムヘン大学のブンさんは「チューウィット党首は政府からお金をもらったのでは」と憤慨したという。一方、それまで投票を棄権しようと思っていたという会計事務所勤務のノーイさんは「政治家が初めて正しいことを言うのを聞いた」として、選挙ではラック・タイランド党に投票することを決めた。ラック・タイランド党広報の話では、賛同意見はその後も党に寄せられているといい、中には「男を上げた」という意見もある。

チューウィット党首は一風変わった経歴で知られる。名門タマサート大学卒業後、アメリカに留学。帰国後はバンコクなどで風俗事業を展開し、一時はタイの「風俗王」と呼ばれた人物だ。2005年に政界進出、反タクシン派とみられている。だが、小政党であるため、有権者が肉声を聞く機会はあまりなかった。タイの政治をめぐっては、タクシン元首相をめぐる対立以降、両派が互いに有利な発言を繰り返して相手を誹謗(ひぼう)中傷するケースが多く、理性的論理的な議論は少ない。そうした中での風俗業界出身の小政党党首による“真っ向発言”。これこそ、政争に飽き飽きしたタイの有権者が求めていたものなのかもしれない。
(在バンコク・ジャーナリスト 小堀晋一)[Sankei Biz]


=地元日本語ニュース=

内閣解任、与党解党、下院選無効化 タイ野党が司法闘争
(http://www.newsclip.be/article/2014/02/05/20666.html)

反タクシン元首相派の野党民主党は4日の党役員会で、タクシン派インラク政権の解任、タクシン派与党プアタイの解党、2月2日の議会下院総選挙の無効化を憲法裁判所に求める方針を決めた。

 下院選については、同一日に全選挙区で選挙を行うことを定めた憲法規定に違反したとして、オンブズマンに対し、憲法裁に選挙の無効を訴える裁判を起こすよう要請する。

 プアタイについては、下院解散後にインラク政権が非常事態宣言を発令するなど、選挙戦で自党の有利になるよう政府の権力を乱用したとして、憲法裁に解党と党役員の公民権停止を求める。

 インラク政権については、憲法に違反する下院選を強行したとして、2万人の署名を集めて汚職取締委員会に捜査を要請し、汚職取締委が憲法裁に提訴するかたちを目指す。

 憲法裁はタクシン派と反タクシン派の抗争が表面化した2006年以降、一貫してタクシン派に不利な判決を下し続けている。2008年には、テレビ番組に出演して出演料をもらったとして、タクシン派の首相の首相資格をはく奪、事実上解任した。同年末には、タクシン派与党を選挙違反で解党し、タクシン派政権を崩壊に追い込んだ。昨年には、現行憲法の規定で約半数が任命制となっている上院を全議席公選制に変更する憲法改正案を違憲とする判決を下し、改憲を目指したプアタイと対立した。こうした経緯から、憲法裁は今回も、民主党との連携プレーで、下院選を無効とし、プアタイを解党、インラク内閣を解任する可能性がありそうだ。

 民主党は2008年のタクシン派政権崩壊後、解党されたタクシン派与党の中小派閥や連立与党の中小政党を取り込み、連立政権を発足させた。このときに連立工作を仕切ったのが、当時民主党幹事長だったステープ氏だ。民主党は2011年の下院選でプアタイに敗れ下野。昨年10月から、バンコクで反政府デモを開始し、12月8日、党所属の下院議員全員の議員辞職を表明。翌9日、バンコクで20万人規模の反政府デモを行い、インラク首相を下院解散、総選挙に追い込んだ。

 しかし、デモを主導するステープ氏はその後、インラク政権を打倒した上で、様々な職種の代表からなる「人民議会」に国権を委ねるという事実上のクーデター計画を打ち出し、下院選を拒否。民主党は12月21日、選挙ボイコットを表明し、デモ隊と足並みをそろえた。

 デモ隊は今年1月13日からバンコクの主要交差点をデモ隊で占拠し、多数の省庁をデモで閉鎖に追い込んだ。2月2日の下院選では、民主党の地盤であるバンコクや南部で投票会場をデモ隊が封鎖し、全77都県の投票会場約9万4000カ所のうち18県の投票会場1万300カ所で投票が行えなかった。

 下院選を妨害した民主党が選挙が円滑に行われなかったことを理由に政府・与党を訴えるという図式は欧米メディアから批判を浴びている。ただ、憲法裁、選挙委員会、汚職取締委などはいずれも反タクシン派の影響下にあるとみられ、司法闘争ではタクシン派に分がない。

 ここで問題になるのが、インラク内閣が憲法裁により解任された場合の次期首相の選出だ。選挙管理内閣が辞任もしくは解任された場合、次の首相をどうやって選ぶかについての憲法上の規定はない。首相は下院議員から選ぶと憲法で規定されているが、選挙の混乱で新しい下院が開会できるめどは立っていない。選挙委員会のソムチャイ委員は、内閣が存在しなくなった場合、下院解散中は上院が下院を代行するという憲法条文が使用できるという見方を示している。ただ、上院は3月2日に任期が切れる上、下院議員がいなければ首相の選出は不可能だ。

 こうした法律上の複雑な方程式をとき、民主党が何らかの方法で政権を奪取するというのが反タクシン派の最終的な目標とみられる。「合法的」な方法としては、憲法裁がプアタイを解党し、タクシン派の選挙準備が整わないうちに、民主党が参加して下院選を行い、民主党が勝利するというシナリオも考えられる。この場合、2日の下院選の無効化、プアタイ解党、インラク内閣解任をどのような順番でいつ行うかがカギとなる。

 3月30日に予定される上院選も方程式に入れる数字のひとつだ。上院(定数150)はタイの77都県から各1人を選挙で選び、残る73人を憲法裁判所長官、最高裁判事、選挙委員長らからなる委員会が選出する。選考委は反タクシン派で固められていることから、上院の約半数は反タクシン派になる見通しだ。反タクシン派は上院選である程度の県で勝利すれば、上院で多数派になる。[newsclip]





タイ政変とこれまでのデモの流れはこちらから、順にご覧下さい。
《 テーマ:Welcome 2 Thailand 》
http://ameblo.jp/umibouzu2010/themeentrylist-1-10075302558.html
「【タイ好き?】定期イベントですかぁ①~⑳」
http://ameblo.jp/umibouzu2010/entry-11660582005.html
「【タイ好き?】定期イベントですかぁ改め反政府デモ2013①~㊿」
http://ameblo.jp/umibouzu2010/entry-11713405983.html
「【タイ好き?】反政府デモ2013(2556)改め反政府デモ2013~2014(1)~(50)」
http://ameblo.jp/umibouzu2010/entry-11737925751.html
「【タイ好き?】反政府デモ2013~2014改め反政府デモ2014最新情報(1)~」
http://ameblo.jp/umibouzu2010/entry-11763330356.html