ある日の僕はパチンコ屋の駐車場にいた。
携帯が鳴った。
僕「もしもし」
「あ、あたし、つかだ!
」
僕「おう」
「なんか声変。風邪ひいたん?」
僕「タバコ吸いすぎかな」
「今どこ?」
僕「パチンコ屋」
「勝ったの?」
僕「負け」
「あたしさ、今度引っ越したんだ」
僕「知ってるよ、三軒茶屋でしょ?」
「えぇええ?何で知ってんの?」(嬉しげに)
僕「言ってたじゃん」
「言ったっけ?」
僕「うん」
僕「僕、毎月三茶行ってるんだよ!」
「え!
何で?」
僕「操体法の講習会」
「何?操体法って?」
僕「え?操体法知らないの?・・・?」
僕「治療家のはしくれが、操体法知らないの?」
・・・・・・・・・しばし、沈黙・・・・・・・・・・・・・?
・・・・・
も、もしかして!
僕
「あのォ、もしかして・・・・」
僕
「間違い電話?」(ほぼ同時に)
その後2人で笑ってしまいました。
彼女は千影ちゃんという子らしい。
僕が塚田と間違えたのだ。
彼女は僕を彼氏と間違ってたらしい。
塚田と千影二人とも三茶に偶然越したんだ。
今度遊びに来て下さい。なんて言ってたけど、
行かなかった。
今考えると、凄い縁だったのかも・・・・・
最後にパチンコしすぎないように、風引かないように
なんて・・・いい子だったなぁ・・・・・・
今頃は何してるんだろう。