2013年J2第30節 ザスパクサツ群馬戦プレビュー
【やってはいけない下位に連敗。引き続きケンペス不在の中、光明を見いだせるのか】
前節はセットプレイとミスでまさかの3失点。守備面での崩壊、攻撃面での停滞がサポーターのフラストレーションを増加させたといってもいいだろう。最も気になるのは攻撃でのチャレンジ精神のなさと、米倉対策が組まれてきていること。そろそろ新しいアプローチを取り組んでいかないとずるずるいってしまう。
山口智も「やられ方も信じられない形。攻守においてボールが止まるとホッとして相手の隙を突けていない。プレーよりも意識が大事。ボールを出すのも遅いし、緩さがある。うちは上を向かないといけないチームで、もっと泥臭くやらないといけないのに自分たちに危機感がない。もっとチーム全体で取り組んでいきたい。仲良しチームで終わりたくないし、気を引き締めないといけない」とコメント。修正期間は短いが何としても改善してほしい。
レギュラー陣も何人か入れ替えがありそうな予感。スタメン予想では右にナムスンウが入る模様。佑昌とのポジションチェンジも想定されるが、相手の入り方によって流動的になるはずだ。個人的にはミスを恐れず、積極的に攻撃を仕掛けてもらいたいところ。左サイドバックの峻希も同様だ。まずは戦う意識、そういった姿勢でホームのサポーターは呼応していくはずだ。
レギュラー陣も何人か入れ替えがありそうな予感。スタメン予想では右にナムスンウが入る模様。佑昌とのポジションチェンジも想定されるが、相手の入り方によって流動的になるはずだ。個人的にはミスを恐れず、積極的に攻撃を仕掛けてもらいたいところ。左サイドバックの峻希も同様だ。まずは戦う意識、そういった姿勢でホームのサポーターは呼応していくはずだ。
【最近調子を取り戻しつつある群馬。新加入のブラジル人、韓国人も入り、チームは上昇気流】
<千葉対戦後の群馬の対戦成績>
節 | H/A | 勝敗 | 対戦相手 | 結果 | 得点者 |
---|---|---|---|---|---|
7 | H | ● | 千葉 | 0-2 | |
8 | A | ● | 愛媛 | 0-2 | |
9 | H | ● | 福岡 | 0-1 | |
10 | A | ● | 岡山 | 0-2 | |
11 | H | ○ | 徳島 | 4-1 | 平繁×2、増田、瀬川 |
12 | A | △ | 松本 | 1-1 | 平繁 龍一 |
13 | H | ● | 東京V | 0-1 | |
14 | A | ● | 京都 | 1-2 | 永田 |
15 | A | ● | G大阪 | 1-5 | 平繁 |
16 | A | △ | 北九州 | 0-0 | |
17 | H | ● | 長崎 | 1-2 | 小柳 |
18 | A | △ | 富山 | 0-0 | |
19 | H | △ | 山形 | 2-2 | 乾、エデル |
20 | A | ○ | 熊本 | 3-2 | 有薗、平繁×2 |
21 | H | ○ | 札幌 | 2-0 | 平繁×2 |
22 | A | ● | 福岡 | 0-1 | |
23 | H | ● | 水戸 | 0-1 | |
24 | A | ● | 長崎 | 0-1 | |
25 | A | ● | 徳島 | 1-4 | 小林 |
26 | H | △ | 富山 | 1-1 | 黄 |
27 | H | ○ | 松本 | 3-0 | 乾、永田、青木 |
28 | A | △ | 山形 | 1-1 | 横山 |
29 | H | ○ | 熊本 | 1-0 | 加藤 |
群馬は6勝9分14敗の20位。得点25(21位)、失点40(16位)。得点力不足が課題のチームで、やはり先制されてしまうと厳しい展開となっている。しかし、守備力に課題がある山形や徳島といったチームに対して得点を取ると、競り勝つ力もあり、松本のようなチームも先制できると勝ちきるためにしっかり5バックで守り切るという戦い方で典型的なJ2下位スタイルのチームだ。さらに上位には一度も勝てておらず、千葉は絶対に落としてはいけない。
ただ、ここ4試合は負けなしで、4試合連続で得点を取れている。得点王の平繁、アシスト王の孝太が2列目におり、この二人が攻撃の起点。絶対に自由にさせてはいけない。特に平繁のドリブルはここのところ完全に攻撃の起点となっており、彼に前を向いてドリブルさせないことが重要だ。さらに、最近加入したダニエル・ロビーニョがトップに入り、攻撃面での活性化が懸念される。どちらかというと切れ味でドリブル突破するタイプで、こいつもドリブルさせないように注意をしていきたい。とにかく先制点を奪われないためにしっかりと前から守備をしていき、様子を見ていくことは大切だ。
【クロスとセットプレイでの失点が多いが、本当に狙いたいのは相手の裏のスペース】
群馬の失点パターンはセットプレイとクロス。クロスはジェフのストロングポイントだったはずが最近はケンペス不調ということもあり、あまりいい形で得点機会を作れていない。セットプレイは最近得点が増えているが、大介だのみのところもあり、今日も先発かどうかは不透明。そこで狙っていきたいのは、ナムスンウ、佑昌が前線にいることも生かし、裏へのスペースだ。群馬は基本前からハードワークでプレスをかけていくのだが、コンパクトネスを重視してラインが高くなる傾向がある。基本的にはポゼッション重視でこの試合も戦うとは思うが、それだけではなく、裏へのパスも入れやすい相手だと思われる。ショートパス一辺倒にならず、アクセントの意味も込めて狙ってほしいものだ。
さらに、群馬の失点パターンはダイレクトパスに守備が付いていけず、ペナルティエリアでフリーになって失点している。G大阪はそのパスワークの強みを生かして、ペナルティエリア前で前を向いてボールを持てるシーンを作り、そこからダイレクトパスで5得点をゲットした。本来であればそういった得点を狙っていくべきだ。せっかく前にいったのであれば、第三の動きも含めて、しっかり相手をはがすパスワークを期待したい。
また隆雅、深井といった控え選手、ベテランの勇人、兵働をどうやって使っていくか。いつも交代時間が遅く相手に圧力をかける時間が少ないのも気がかり。交代采配も勝負のカギを握りそうだ。
この試合、絶対に負けてはならない。相手も弱っているこの時期に、絶対に勝ち点を拾って、森本合流の前の勢いを作っていきたい。
【先発予想】
----------------
-------佑昌-------
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-谷澤----大塚----ナム-
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----健太郎--大介-----
----------------
-鈴木-山口智--竹内--米倉-
----------------
-------岡本-------
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<控え>SUB:大久保
SUB:大岩
SUB:キム
SUB:キム
SUB:鈴木
SUB:勇人
SUB:勇人
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