明日はセンター試験。
センター対策の授業も今日で終わりということで、とりあえずまあ、やれやれというところ。
国公立志望の生徒は、明日明後日の出来で今後の方向が決まる。
当日のことは本人がどうにかするしかないので、せいぜい頑張ってねと送り出すほかない。
それにしても、こんな寒い時期に朝から大事な試験を受けなければならないなんて、ほんと気の毒だ。
僕も受験生の頃はそれが嫌で仕方がなかった。でも、一年で一番寒い時期に必死で頑張って、桜が咲く頃に晴れやかに入学する、という一連の流れに日本人はある種のカタルシスを感じてしまうのだろう。
わからんでもないけど、受験生はほんと気の毒ですね。キットカットもらったどころではやりきれない。
それはそれとして、自分の大学受験の頃のことは、今となれば結構懐かしいものだ。
スポーツなんかを全然やってこなかった10代の僕にとって、受験は何かに向かって努力し勝負しに行く貴重な体験になった。いろいろな人たちに支えられつつも、最後は一人になって自分の力をためす。それを改めて思い、冬の空の下に武者震いするような、あの感じ。MDウォークマンで僕を励ましてくれた音楽や、初めて一人で泊まる大都会のホテル。ぞろぞろと他の受験生たちに混じって、白い息を吐きながら試験会場を目指す光景。試験問題を開いた瞬間の、安堵あるいは焦り…。
そういうもろもろを思い出すと、今でも懐かしい気持ちになる。もっと言えば、受験生がちょっとだけうらやましく思えてきたりする。
受験と言えば、何年か前のこのCM、なかなかいいです。
受験生にはカロリーメイトよりちゃんとしたもの食べて欲しいけどね。
早いもので、2015年も暮れようとしている。
今日が仕事納めで、明日からとりあえず年末年始の休みだ。
毎年年末になると、「今年は何点だった?」と自分やまわりの人に問うのが恒例になっている。
100点満点で、今年を振り返ってみて自分で何点つけられるかを聞くと、みんなそれぞれに「うーん」と結構真剣に考えるのが面白い。「去年と同じで50点ちょいかな」という人もいるし、「毎年悔いなく100点満点」と獅子吼するツワモノもいる。
かく言う僕はどうだったのかと聞かれれば、「70点くらいかな」と答えるのが妥当なところかと思う。
ちなみに去年は85点くらいで、と言っても今年が去年より良くなかったと単純に言い切れるわけではない。
去年はそれほど飛び抜けていいことがなかったかわりに下がることもあまりなく、トータルで安定して85点という比較的高い数字になった。今年はどちらかと言うと気分の浮き沈みのある年で、特に後半に停滞してしまった感があり、それをひっくるめて平らにならしてだいたい70点、というところ。
今年は初めて経験することもこまごまとあったし、趣味の旅に関してはかなり満足のいくものだった。
仕事はとりあえず順調でしっかりとした手応えを感じている。
それでもなお、僕の中でぼんやりとした不安のようなものが育ちつつあった。
簡単に言ってしまえば、来年に30代を迎えるということに対して。
誰かが言っているとおり、30歳はまだ十分に若くはあるが、しかしもう以前ほど若くはない。
そのことについて考えることが多くなったのも、この2015年だった。
親密で近しいものに見えた景色はいつしか遠ざかり、僕はひとりで肌寒い無人駅のホームに立っている。
果たして僕は正しい時に正しい場所にいるんだろうか?
それを聞いてみたいと思う友人は、5年も前に死んでしまった。友人は24のままで、僕は先輩だった彼女の年を通り越し、彼女が見ることのなかった30代を迎えようとしている。
そういう意味で、僕は人生の哀しみや苦味というものを、実感としてわかるようになってきたのかも知れない。歌が終わり、太陽が分厚い雲に隠れようとも、僕らは生きていかなくてはならないのだ。
僕が今年になって強く感じるようになった気持ちは、だいたいそういう種類のものだった。
同時に、僕の中で何かが大きく変化しようとしているのも感じる。
それがどのような形をとるのかは、自分ではまだわからない。
でも静かに、しかし確実にそれは僕を揺さぶっている。
その何かに期待をこめて僕は2015年を見送り、そして2016年を迎えたいと思う。
メリークリスマス。
メリークリスマス、ミスタローレンス。
クリスマスイブの夜は、仕事終わりにそのまま電車で元町に出て、中山手のとある教会へ行った。
日付が変わる頃、賛美歌とともに礼拝が始まる。遅い時間でも、人は結構来ている。
僕はクリスチャンではないのだけど、ちょっとした知り合いの縁で以前に一度この教会へ来たことがあった。
今年は「信仰とは何か」が僕の中でひとつの関心になっていて、特にキリスト教に関して新島襄を介して興味を持つようになった。具体的に言えば、新島襄があれほど信仰した神とは、あるいはその神を信じるとはどういうことなのか。
でもまあ、本を読んだり2回くらい教会に来たところで、そんな難しいことがすっきりわかるわけはない。
それでも清らかに守られた場所で静かに過ごすというのはなかなかいいものだし、彼らのようにまっすぐに何かを信じる姿というのは純粋に羨ましいなあと感じる。
僕にはそれほど強固なプリンシプルみたいなものがない。ああではない、こうでもない、とぐずぐず行ったりきたりするばかりだ。
あるいは僕は、宗教を全面的に信仰するにはシニカルで個人主義的すぎるのかも知れない。
宗教のないところに、崇高な倫理や絶対的な幸福は存在しうるものなのだろうか、とか何とか言い出すとややこしいですね。ドストエフスキーなら答えてくれるかも知れないけど。
まあいいや。
今年もあと少し。がんばっていきましょう。
メリークリスマス、ミスタローレンス。
クリスマスイブの夜は、仕事終わりにそのまま電車で元町に出て、中山手のとある教会へ行った。
日付が変わる頃、賛美歌とともに礼拝が始まる。遅い時間でも、人は結構来ている。
僕はクリスチャンではないのだけど、ちょっとした知り合いの縁で以前に一度この教会へ来たことがあった。
今年は「信仰とは何か」が僕の中でひとつの関心になっていて、特にキリスト教に関して新島襄を介して興味を持つようになった。具体的に言えば、新島襄があれほど信仰した神とは、あるいはその神を信じるとはどういうことなのか。
でもまあ、本を読んだり2回くらい教会に来たところで、そんな難しいことがすっきりわかるわけはない。
それでも清らかに守られた場所で静かに過ごすというのはなかなかいいものだし、彼らのようにまっすぐに何かを信じる姿というのは純粋に羨ましいなあと感じる。
僕にはそれほど強固なプリンシプルみたいなものがない。ああではない、こうでもない、とぐずぐず行ったりきたりするばかりだ。
あるいは僕は、宗教を全面的に信仰するにはシニカルで個人主義的すぎるのかも知れない。
宗教のないところに、崇高な倫理や絶対的な幸福は存在しうるものなのだろうか、とか何とか言い出すとややこしいですね。ドストエフスキーなら答えてくれるかも知れないけど。
まあいいや。
今年もあと少し。がんばっていきましょう。
昨日は教室のクリスマス会を開いて、今日は休日。
冬の休日はどうもだらだら無為に過ごしてしまいがちだけど、今日はちょっと用があったので元町へ。
ところが出ては来たものの結局その用事はなくなったので、ツイッターで知ったさとうゆうすけさんというアーティストの個展がトアウエストのトンカ書店で開催中だったので行ってみた。
さとうゆうすけさんはこんな絵を描く人。
どうですか、いいでしょう?
今日はラッキーなことにさとうさんご本人がいらっしゃってたので、直接お話を伺うことができた。
パリに行った時のスケッチも見せてもらって、当たり前だけどホンモノは違うなあと思った。でもさとうさんは全然欲がないというか、すごおくマイルドなお人柄でした。

このトンカ書店というところも面白くて、お店に次々に文化系の人々が訪れる。絵を描いている方とか、「下町レトロツアー」を主催している和田岬の淡路屋の方(以前僕も参加したことがあるんだけど、挨拶しそびれた)とか、結構濃い。ここにいると面白い人たちと出会えそうで、左京区に住んでいた僕にはちょっと懐かしい雰囲気だった。ガケ書房、みたいな。また来ようっと。
トンカ書店でさとうゆうすけさんのポストカードと古い写真集を2冊買って(トンカ書店は古本屋なのだ)、センター街のジュンク堂に行って近代建築の本と新島襄の本を買った。それからナガサワで来年の手帳と、ちょっと触発されたのでスケッチブックとペンを買った。服屋とか家電量販店とかは別にテンション上がらんけど、本屋と文具屋はどうも興奮してしまう。読むべき本があまりに多いことにブルーになっちゃう部分もあるんだけど。
そして、夜は待ちに待った『スターウォーズ・フォースの覚醒』を見た。
実を言うと僕は小学生時代からかなりのスターウォーズフリークだったので、今回も早く見たくて仕方がなかった。結論から言うと、すごく良かったです。
ネタバレするとアレなので筋は言わないけど、いやあ、震えます。全体を覆う悲劇的なオーラとエンターテインメント性のバランスが絶妙というか、スターウォーズはやっぱり現代の神話ですな。
もう一回見に行ってもいいな、と思う。
という感じで、なかなか悪くない師走の休日だった。
冬の休日はどうもだらだら無為に過ごしてしまいがちだけど、今日はちょっと用があったので元町へ。
ところが出ては来たものの結局その用事はなくなったので、ツイッターで知ったさとうゆうすけさんというアーティストの個展がトアウエストのトンカ書店で開催中だったので行ってみた。
さとうゆうすけさんはこんな絵を描く人。
どうですか、いいでしょう?
今日はラッキーなことにさとうさんご本人がいらっしゃってたので、直接お話を伺うことができた。
パリに行った時のスケッチも見せてもらって、当たり前だけどホンモノは違うなあと思った。でもさとうさんは全然欲がないというか、すごおくマイルドなお人柄でした。

このトンカ書店というところも面白くて、お店に次々に文化系の人々が訪れる。絵を描いている方とか、「下町レトロツアー」を主催している和田岬の淡路屋の方(以前僕も参加したことがあるんだけど、挨拶しそびれた)とか、結構濃い。ここにいると面白い人たちと出会えそうで、左京区に住んでいた僕にはちょっと懐かしい雰囲気だった。ガケ書房、みたいな。また来ようっと。
トンカ書店でさとうゆうすけさんのポストカードと古い写真集を2冊買って(トンカ書店は古本屋なのだ)、センター街のジュンク堂に行って近代建築の本と新島襄の本を買った。それからナガサワで来年の手帳と、ちょっと触発されたのでスケッチブックとペンを買った。服屋とか家電量販店とかは別にテンション上がらんけど、本屋と文具屋はどうも興奮してしまう。読むべき本があまりに多いことにブルーになっちゃう部分もあるんだけど。
そして、夜は待ちに待った『スターウォーズ・フォースの覚醒』を見た。
実を言うと僕は小学生時代からかなりのスターウォーズフリークだったので、今回も早く見たくて仕方がなかった。結論から言うと、すごく良かったです。
ネタバレするとアレなので筋は言わないけど、いやあ、震えます。全体を覆う悲劇的なオーラとエンターテインメント性のバランスが絶妙というか、スターウォーズはやっぱり現代の神話ですな。
もう一回見に行ってもいいな、と思う。
という感じで、なかなか悪くない師走の休日だった。




