最近、私の知り合いや周りに、好きを仕事にする女性が、たくさんいらっしゃいます。
アロマセラピスト、エステシャン、サロネーゼ、アクセサリーや手芸の教室、
ブログアドバイザーや占い師さん等など・・
しかもほとんどの人が普通の主婦からスタートしていて、自分の趣味や得意分野での
スキルを身に着け、しっかり仕事に繋げて頑張ってらっしゃいます。
・・・と他人ごとみたいに書いているけれど、私もその中のほんの一人なんでしょうかね?
自分については、あまり自覚がないまま気が付いたらただ長ーくなって、
ある時には夢中でした。・・・ぐらいなのですが、、
30歳ぐらいから習い始めたフラワーアレンジメントが気が付いてみたら仕事になり、
ちょっとずつ形を変えながら未だに好きだから
やってます。・・みたいな感じです。
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花の世界を通して、様ざまざまな勉強をする中で、私が最も憧れて
尊敬する人、・・それは1930年代に英国で大活躍したコンスタンス・スプライという女性です。
1930年代とは?
世界の動きの中 ・・フランスではマレーネ・デートリッヒ一世を風靡し、ココシャネルが
モードの先端を走り、日本では御津安二郎がようやく活動写真を始めた時代。
産業革命によってしっかり経済が安定したイギリスでは、芸術、文化も盛んな時代でした。
そんな世相の中でスプライ女史はフラワーアレンジメントの開祖と言われた人です。
彼女の最初の結婚の時は、主に花を植える仕事に携わっていましたが、出産そして離婚後、
新しい夫は芸術分野に理解や縁を持つ人だったのです。
その関係で、知り合いのホームパーティーや映画館のラウンジに
飾る花の依頼を受けたことがきっかけで、一気にコンスタンスの才能が開花したと言われています。
彼女の生ける花は、斬新かつ、アイディアやクオリティーの高さで大評判になったと言われています。
これは野菜や果物だけでアレンジした作品で、大変有名です。
花や葉物を彩り豊にアレンジしています。
オアシス(給水スポンジ)もない時代にこんなにも素敵に生けるなんて!
そして葉物だけを使ったグリーンアレンジメント。
こうしてみても、その取り合わせや色彩感覚は現代でも通用する素晴らしいものです。
そして、ブライダルブーケも考案。
流れるようなキャスケードブーケは今も花嫁の憧れです!
エリザベス女王の婚礼のブーケも制作したそうです。
そしてこんなに洗練された美人だったし・・
もうずっと憧れっぱなしです
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1930年代と言えば、日本はこれから第2次世界大戦に向かう時代でした。
1945年の終戦までの間は勿論、 終戦後もしばらくは
日本女性が自由に働ける時代ではありませんでした。
女は忍耐、 家庭にいて当然。
のような男尊女卑の時代がずっと続き、
ようやく女性の社会進出が認められてきたのは
1970年ぐらいからです。
今、ようやく自分の好きも仕事として成り立ち、ネットによって
自分の仕事を世に発信できるような時代に大きく変化して
日本女性の権限も主張も認められ、なんでも堂々とできる世の中に変わりました。
これからも長く続いて欲しいものです。
それを支える根底となるものは、まず平和であること、、
それぞれが、自分の好きを大事にお互いに認め合い
支え合っていける世代がずっと続くこと、、
そして家庭や周りの人に理解者がいて安定していること、
これからもみんなで願って、自分でも努力して維持していきましょうね!