フィルムのような写真を撮るのが流行ってるんだそうです。嫌というほど使ったカラーフィルムに今更郷愁は無いのですが、たまに使ってみた赤外モノクロフィルムの様な写真は撮ってみたいと思うことがあります。
フィルムの時代、簡単に入手できる赤外線フィルムはコニカ赤外750でした。検索すると簡単にデータシートが出てきます。
「CMOS撮像素子でこのフィルムと同じような写真を撮るにはどのようなフィルターをつければよいか?」
が今日のお題です。シリコンの撮像素子は比較的フラットな分光感度を持っているのでフィルターで短波長側、長波長側を切らないとフィルムの様にはなりません。
まずは短波長側です。富士写真フィルムのシートフィルタのデータシートからSCフィルタのページを持ってきて、コニカ赤外750のデータシートを心眼で読み取った値を赤丸で付け加えます。
短波長側はSC-68で切るとかなり近い分光感度特性となることが判りました。