ちゃお!

 

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イタリアのふくらはぎ辺り
小さな田舎町に住む
でこしゃんです。

 

昨日は駐在妻キャリアサポートコーチ 

飯沼ミチエさん主催の
オンラインカフェに参加させてもらいました。

 

スペシャルゲストとして

お話ししてくださったのは
育ちネット多文化CROSSの初田美紀子さん。
臨床心理士さんです。

 

時差の関係で開催時間が

夜中の2:30ー4:30だったのですが、
寝坊助の私が
どうしてもお話しを聞きたかったのです。

 

というのも、お話しが
TCK (Third Culture Kids)とは?
だったから。

 

*TCKとは、幼少期・学童期に
親の文化圏とは異なる文化圏で育った
子どものことをいいます。

 

よく知られたことばでいうと
帰国子女
ですね。私たちの子どものことです。

 

初田さんご自身が
アメリカ在住経験のある帰国子女です。

 

帰国子女というと、

なぜか「すごい!」と言われたり、

苦労することなくバイリンガルになり、
海外で不自由なく暮らしていいなぁ…

と言われることが多いです。

 

かく言う私も、若い頃はただただ
「帰国子女はいいなぁ。

自然に英語を身につけて。
うらやましいなぁ!」

そう思っていました。

 

悪気はなかったんですよね。

ただ、知らないだけ。

 

でも娘を見ていても分かりますが、

苦労することなく言葉を身につけらるはずもなく、

(考えてみれば当たり前ですよね…)


胸のうちには、小さいなりに
たくさんの葛藤を抱えています。

 

初田さんご自身も
日本人であって、日本人じゃないという思いがあり、
自分が日本社会にフィットしていない感覚
そしてそれを言うすべがない辛さを抱えて
大人になったそうです。

 

 

娘のことを振り返ってみると、

 

おサルのように活発に動き回る、すごくアクティブな面
(男の子の友だちが多く、彼らと走りまわってきゃっきゃ遊びます)、

 

ことばが分からないハンディを、
周りの様子や人の表情をよく観察して乗り切ってきた
分、

 

お友だちや先生、大人の気持ち
喜んでいる、笑っている、泣いている、悲しんでいる、怒っている

年齢以上にとても敏感な面があります。

 

これが彼女の「優しさ」「良さ」でもあるんですけどね。

 

日本の集団保育を経験しないまま、
小学校入学

もしくは幼稚園に数か月だけ入園→入学
という状況になりそうな娘。

 

彼女にとって、日本は
「帰る」場所ではなく、
新たな「外国」
です。

 

初田さん自身のことばで紡がれる、
経験や思い、その後の学びが、まるで

大きくなった娘から
話しを聞いているようで

とても心を揺すぶられ、涙がこぼれました。

 

私と同じように、我が子の姿や思いと重ねて
涙されているママもいらっしゃいました。

 

本帰国し、娘に葛藤があったり、
彼女の良さが潰されているように感じてしまう時も、

 

今は文化を覚えている最中なんだ
ということを忘れずに、

 

良さは大人になって出てくる
ということを信じて、


娘の話しをしっかり聞いて
気持ちに寄り添えるようにサポートしようという
覚悟を新たにしました。

 

ミチエさん、初田さん、
貴重な学びをありがとうございました!

 

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