すっかりあけておりますね、おめでとうございます
今日は私にとってお正月休みの最終日でした。
過ぎゆく休みをつなぎ止めるべく、初詣のようなコト、してきました。
「埼玉県」で「ウサギ」の「神社」と言えば
浦和にある「調神社(つきじんじゃ)」が有名…(さいたま観光国際協会さんのHP)
で す が!
昨年大人気を博した大河ドラマ『鎌倉殿の13人』ともちょっと関連している
うさぎさんのお寺があるのですよ~~!
比企郡滑川(なめがわ)町・月輪(つきのわ)という地区にある「勢至堂」です。
お隣の福正寺(ふくしょうじ)という天台宗のお寺がお奉りしているお堂です。
案内板を読んでみましょう。
…ふむふむ、「月輪大納言藤原兼実(かねざね)公」とありますね。
平安後期の摂政・関白で、『玉葉』の作者で、慈円の兄で、別名月輪殿…
と言ったところでしょうか。九条兼実、とも呼ばれます。九条家の祖となった方です。
『鎌倉殿の13人』では田中直樹さんが演じていらっしゃいましたね~。
案内板には"なぜ兼実公の名がここにあるのか?"は記されていないのですが、
兼実は失脚後この地で隠棲した、という伝承から来ているようです。
実際には兼実は京都で没していますので(京都・東福寺の東にお墓があるそうです)
もともとのこの地域の「月輪」という地名から関連付けられたというのがホントみたい。
兼実が月輪殿と呼ばれたのは、月輪寺に隠棲したからとか
兼実の別荘が「月輪殿」だったからとかあるようです(どっちか先かは分かりませんでした。)が
つまり…
ご縁ってことかなー?(ざっくり)
ここにおまつりされている「勢至菩薩(せいしぼさつ)」は
観音菩薩と共に阿弥陀如来の脇侍として知られる怪力と知恵の仏さま。
午(うま)年の守り本尊と言われています。・・・ん?うま?うさぎじゃなく?
むふふ~♫ 日本では月を崇める風習「月待信仰」があり、
勢至菩薩は二十三夜(半月)🌗のご本尊なのですね。
そして月待信仰、と言えばうさぎちゃん、なのですなぁ。こういう話、好き♫
この対になっているうさぎの像は平成17年に奉納された新しいもので、
「福うさぎ」と呼ばれているそうです。かわいいし、力強い感じがします。
いいものに出会ったなぁ
(そもそも、「月輪(つきのわ)」という地名も、仏教用語っぽいですね。
「日輪(にちりん)」「月輪(がちりん)」は薬師如来の脇侍の日光菩薩・月光菩薩がそれぞれ手にしている持物を指す言葉。日輪は闇を照らし、月輪は毒を消す…なにかありそうな気がします、歴史的な何かが…)
さて、明日からうさぎ年始動!仕事始めです。
耳を澄ましてよく聞く一年になります、・・・かどうか(^_^; 乞うご期待👍