おはようございます

すっかり初夏のようす。ベリーがたくさん取れる季節。
それで思い出したのが、
kiisseliキーッセリ
ベリーを煮てとろみをつけたデザートです。
ぽってり苺ぽってり苺ぽってり苺
かめのこがまだ、かめのこ島におった頃、宣教師のファミリーに出会うたん。
その宣教師先生のおはなし。
ご家庭にかめのこを招待してくれて、奥さまがKiisseliキーッセリをご馳走してくださった

幼いころ、風邪をひいた時やなんかに、片栗粉に砂糖をといて、とろんとしたのを親に食べさせてもらいよった。それはカタクリと呼んでいた。
そのカタクリの上等版、もっと爽やかなやつ!と思った。ヨーロッパ風味やけど、なんかなつかしい味。
宣教師のご一家は、はるばるフィンランドから。日本の瀬戸内の小さな島に来られていた。
先生たちは、かめのこの親と同年代。ほんとうによくしてくださって、お世話になった。
任期を終えてフィンランドに帰られた。

かめのこも大人になってから、何回かフィンランドまで行ったのよ。
またお会いできると思っていたけど。

数ヶ月まえ。
お2人とも亡くなったという知らせがあった。
どうしてお2人同時に?事故?奥さまは体が弱いと知っていたけど、先生までなんで?
。。奥さまは大病を何度も克服してこられたのやけど、とうとう緩和ケアを受けることになった。

先生は子供たちと共に、奥さまの見取りの準備をしていた。ちょうどその時倒れたという。治療のしようがなく、奥さまのおられる緩和病院に転院し、奥さまはじめ家族に囲まれて天に召された。その2週間後、奥さまも安らかに息を引き取った。

という子供さん (かめのこと同年代) の知らせやった。
このご夫妻、ラブラブやったの。
よく喧嘩もしていたけど、お互いに愛し合っているのがわかる、いいカップルでした。
かめのこお手本の夫婦のあり方。

二人は生前よくお祈りをしていたそうです。「神さま、最後の時はどうか2人一緒に召してください。」

神さまは真実で正しい方ですから、2人の願いを聞いてくださった。

子供さんはこうも言っておられた。
「父は母に対していつも紳士であったから、召される時も先んじて、天で母を迎える用意をしに行ったのです。」

なんたる騎士道精神。男は強くあらねばならぬ。
…ほんとうに強くいて先生を支えていたのは、奥さまであったのではないかと思う。
奥さまを亡くしたら先生が耐えられないから、やさしい神さまは、先生を先に召したんじゃないかと。悲しくて、そんなことを考えています。


ちょうど夏至のころ。
フィンランドで納骨式をするそうです。もう式を終えたところでしょうか。
夏の太陽が輝く季節なのにさみしく、お弔いに行けず悲しく思っています。
日本もフィンランドもコロナ鎖国していますハートブレイクコロナがなかったら駆けつけたと思ふ🇫🇮

かめのこはいつか、天国でお二人に会えると思うよ。そうできるようがんばるわ。
たぶんやけど、相方は、かめのこが先にいったら衰弱してすぐしんでしまうと思う。
かめのこは1日でも長く生きとかんといかん。
神さまにお願いしとこう。

はぶあないすでい