第８回新武雄病院症例検討懇話会

こんばんは

多久市のうめず歯科口腔外科医院の梅津です

うめず歯科口腔外科医院　公式ホームページはこちら↓↓↓

http://umezu-dent-oms.cihp.jp/

１１月の無料口腔がん検診・無料歯科検診のご案内、および、１１月の休診日のご案内を更新いたしております詳しくは、当医院公式ホームページをご覧ください

なお、下記の診察日は、事情により診察時間の変更や休診とさせていただきます予めご了承ください

１１月　４日（火）　佐賀県保険医協会の会合に出席のため、１８：３０までの診察となります。

１１月１６日（日）　九州大学口腔外科学教室同門会に出席のため、休診させていただきます。

ただし、上記の振替としまして、１１月２３日（日）勤労感謝の日は、通常通り診察を行います。

先日の休診日に、いつも、当医院の診察に、多大なるご協力を受け賜っております、新武雄病院さんの症例検討懇話会に出席させていただき、勉強してまいりました

今回のテーマは、『BAL（気管支肺胞洗浄；Bronchoalveolar lavage）での肺炎の評価』、『スギ花粉症の新しい治療法、舌下免疫療法』の２題について、各々の分野の第一線で活躍されてある先生から、非常に有意義な講演をしていただきました

武雄市内外から、たくさんの医師、歯科医師、薬剤師をはじめ、看護師や臨床検査技師や様々なコ・メディカルスタッフが参加されており、皆さん、熱心に講師の先生のお話に耳を傾けられ、また、貴重な症例を供覧させていただきました

私自身、九州大学病院第１口腔外科に在籍いたしておりました際に、多くの口腔がん患者さんの診療に携わってまいりました

口腔がんの治療には、副作用の強い抗がん剤を使用いたします

その中の一つに、『ブレオマイシン』と言う抗がん剤があり、この薬剤は、制がん作用は非常に強力なのですが、まれに間質性肺炎と言う重篤な肺炎を起こす副作用があります

私が担当させていただいておりました患者さんも、ブレオマイシンを用いて、上顎歯肉がんの治療を行っておりましたが、治療中に、この間質性肺炎を起こされてしまいました

このことは、口腔外科診療に携わる私にとって、大きな教訓となりました

この際に、BALや気管支鏡検査を行い、肺炎の評価を行いましたので、非常に有意義な講義でした

また、スギ花粉症の新治療法でもあります、舌下免疫療法も、先月１０月８日から新規で保険適応となった新治療法で、とてもタイムリーなトピックスでした

減感作療法と言う、これまでの花粉症の治療で行われてきた治療法の一つなのですが、大きな違いは、痛い注射をしなくて済むと言う画期的な点です

私も、花粉症には悩まされておりますので、とても興味深い内容でした

症例検討会の後に行われる、地域医療懇話会では、新武雄病院の先生や地域の開業医の先生方と直接お話ができ、実際にお互いの顔が見える地域医療連携が可能になるものと実感できました

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ちょっと、ご案内ですが、次回の第９回の症例検討懇話会では、私が演者として、お話させていただけるお時間を作っていただきました

日ごろから、患者さんの診察に関して、非常にお世話になっております、新武雄病院の副院長兼脳神経外科部長の一ノ瀬誠先生とご一緒にお話させていただきます『歯』や『顎』の痛みを訴えられて、私ども歯科医院を受診される患者さんの中には、実際に、歯や口腔内には、何ら器質的異常が無く、『脳』に原因があることがございますこのような場合は、脳神経外科の先生方と緊密に連携を取り、患者さんの治療に当たります『歯医者さんだから、虫歯や歯の病気しか分かりません』では、歯科医師として失格です歯科医師も、口腔内の専門家として、口腔内に症状を呈する全身疾患に関して、十分な知識を持っておくべきであり、それらを発見した際には、専門の医師や医療機関への連携を取る必要があります