2024年6月1日(土)の午前10時頃に金沢駅に到着し、そこからバスに乗って香林坊で下車しました。百万石まつりの百万石行列が始まる前に、正午12時に金沢市役所の第1会議室で行われている日韓交流会に出席された恩師の田村光彰先生と合流する約束をしていたので、それまでの暇潰しに竪町通りにある『野田屋茶店』で一休みすることにしました。

 

 

 

個人的には、毎回、金沢へ行く度にこの『野田屋茶店』に立ち寄ることにしているんですよね。「お抹茶を頂いて何か楽しいことある?」って思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、何と言ってもお抹茶セットの和菓子が季節によって変化するので(当たり前かも知れないけど)、それが楽しみなんですよね。

 

 

しかし、2022年6月4日(土)に立ち寄った際には、お抹茶セットが550円でしたが、国際情勢の変化の中で日本経済も不安定になり、今回のお抹茶セットは600円になっていました。

 

 

毎回、金沢に来る度に思うのは・・・、通り沿いにあるお店が変わっていることですね。しかし、この老舗『野田屋茶店』は時代によって変化することなく存在していて下さっていることに感謝ですね。

 

 

こちらのお抹茶セットが運ばれてきました。お抹茶の器が青い海を思い起こさせるマリンブルーって夏らしいですよね。

 

 

「創業安政6年」ということは、西暦で言うと1859年ですかね。WIKIの情報によると「安政期には大きな地震が相次いで発生したが、安政伊賀地震・安政東海地震・安政南海地震・豊予海峡地震は、「安政」への改元前の嘉永7年に発生した地震である。このため、これらの地震は本来「嘉永の大地震」と称すべきだという見解がある。」とのことです。いつの時代にも大地震があったんですね、日本に住んでいる限りは。

 

 

私が金沢市内の大学に通っていた頃(1987年から1992年3月まで)には、このようなお抹茶セットがどの喫茶店にもあり気軽にお抹茶を頂いていましたが。でも、最近ではオシャレでインスタ映えを狙った可愛いカフェが増えましたからね。お抹茶を提供するお店が減りました。

 

その代わりに40年前は遊郭地区だった東山茶屋街西茶屋街にはお抹茶を提供するお店が増えたと思います。他には、主計町茶屋街ですかね?私が大学生の頃は浅野川から向こう側には行くもんじゃない!と言われていましたけどね。

 

私が大学生の頃の興味本位で1回だけ東山茶屋街に自転車で行ったことがあり、遊郭って訳ではないですが格子窓を除いたら和服姿の老婦人がキセルでタバコを吸っていて、どこからか三味線の音が聞えてきましたね。

 

 

何か・・・、恐らく熱湯と抹茶粉を混ぜるだけだからと思いますが、いつも注文して3分で運ばれてきますね。

 

 

やっぱり、夏っぽい和菓子ですよね~。葛餅と羊羹が合わさったものですね。個人的にはゲル状のものが好きなので良かったです。特に金魚鉢の和菓子が好きです。

 

 

甘さも丁度良く、甘過ぎず、美味しくてペロリと頂きました。