2024年2月23日(金)、徳仁天皇のお誕生日ということで祝日です。
個人的には、現在55歳で仕事をしておりませんので毎日が日曜日のように過ごしている為、今日が祝日だということを知りませんでした。しかし、昭和生まれの私の場合、未だに天皇誕生日は「12月23日(クリスマス・イブの前日)」というイメージがありますね。
以前にも『天皇誕生日じゃなかったっけ?(12月23日)』というタイトルで記事を書き、徳仁天皇の教育係が子爵で敬虔なカトリック信者である濱尾実氏(はまお みのる)であること、その濱尾実氏の実弟が元カトリック枢機卿の濱尾文郎氏であること、そして、徳仁天皇ご自身も信仰をお持ちだということもお伝えしました。そして、今回は以前にカトリック関係者からお聞きしたエピソードについて書きたいと思います。
そして、2024年2月1日(月)に能登半島を襲った大地震で被災された方々へのメッセ―ジとして 「石川県において、多くの方が犠牲となられ、今なお、安否が不明の方がいらっしゃることや避難を余儀なくされている方が多いことに深く心を痛めております」と亡くなられた方への哀悼の意を示し、遺族と被災された方々への心からのお見舞いを述べられました。
※ 私の第二の故郷ともいえる石川県の被災者についていつも心に留めて下さり有り難うございます。
私が日本へ本帰国したのが2006年3月でした。その半年後に徳仁天皇の教育係をされていた濱尾実氏(はまお みのる)がお亡くなりになり、2006年10月30日(月)に四ツ谷の上智大学敷地内にあるイグナチオ教会で葬儀が行われました。
その頃、私はイグナチオ教会のミサに出席しており聖堂内に飾られている花輪に「高松宮」などの皇族の方々のお名前が書かれてありました。そして、イグナチオ教会(イエズス会)と皇室との関係を知らない私は関係者の方に少しだけお聞きしたんですよね、「どうしてですか?」と。そんなこともあり、そんな下りで小耳に挟んだ心温まる面白いエピソードがありますのでご紹介したいと思います。
徳仁天皇が大学をご卒業されるまで学習院で学ばれていたことは皆さんもご存知かと思います。しかし、学習院大学になると日本各地から学生が徳仁天皇と共に学ぶことになります。皇室のメンバーの方々に実際にお会いすることが嬉しくて田舎から上京した学生たちなどは徳仁天皇をある意味ではゆるキャラのようにチヤホヤしたいけど恐れ多いから近寄れないと思っていたようでした。
そんな中、ある同好会が罰ゲームとして考案したのが、当時まだ学生であった徳仁天皇の肩を叩いて「おい、ひろのみや!」と言って走って逃げて来るというものでした。
確かに、この同好会の罰ゲームが何回行われたのかは知りませんが、いつもニコニコ笑顔の徳仁天皇は特に腹を立てることもなく「またか~!」という感じでご学友と共に爆笑されていたとのことでした。徳仁天皇の心優しいお人柄が伝わってきますね。