2024年1月21日(日)、神谷町駅付近にある聖オルバン教会で行われた在日ウクライナ正教会の礼拝後、表参道にあるフランス冷凍食品店ピカールへ行き、[クーロンヌ・デ・ロワCouronne des Rois]と呼ばれるフランス南部とアルザス地方の郷土料理とされるブリオッシュ生地をリング型に焼いたパンというか、ケーキと呼ばれるパンを買いました。

 

(画像提供:クーロンヌ・デ・ロワ)

 

下差し 店頭でも通販と同じ価格の1599円で売られていました。冷凍野菜以外の商品は紙製の箱に入っていますが、これはケーキなのにビニール製の袋に入っていたので大丈夫かな?と心配していました。

 

 

下差し しかし、ケーキとは言っても大きなリング型のブリオッシュ生地で焼かれたパンでしたので全く形も崩れておらず、そのまま180度のオーブンに入れて約15分間焼くだけのものでした。とても美味しくて1日でペロリと完食しました。

 

 

下差し ガレット・デ・ロワのように王冠を被せてから切り分けて食べながら公現祭(神現祭/エピファニー)をお祝いするようです。でも、ガレット・デ・ロワの王冠は金色ですが、アルザス風のものは可愛い絵柄の王冠です。

 

 

 

※ 因みに、フランス語で「ロワ(roi)」は「」の意味です。フランスの王党派の歌を聴いていると、歌詞の中にこの「ロワ(roi)」の単語が頻繁に出てくるので嫌でも覚えてしまいます。ユダヤ教の歌でも「Hashem Melech(ハシェム メレハ = 神は王なり)」と歌われる曲も多いですね。

 

下差し 個人的に「ロワ(roi)」の単語がつく曲で一番好きなのは、ディディエ・バルブリヴィアン氏(Didier Barbelivien)が歌う『Vive le Roi(国王万歳)』です。

 

 

下差し 日本語で[クーロンヌ・デ・ロワCouronne des Rois]について検索してみましたが、詳しい情報が得られませんでしたので、こちらの英語版WIKIの説明を和訳することにします。

 

(画像提供:WIKI ‐ King Cake)

 

<WIKI King Cake和訳始め>

 

クーロンヌ・デ・ロワは、三人の賢者たちのケーキとしても知られ、多くの国で公現祭と関連付けられているケーキです。 その形や成分はさまざまですが、殆どの場合、幼子キリストを表すといわれている言われる陶器製のフェーブ (直訳:「ソラマメ」) が中に隠されています。 ケーキカット後、そのケーキにフェーブが入っていた人が「当たり!」となります。 最近のフェーブは陶器以外の他の素材で作ることもでき形の多種多様です。

 

歴史

 

西方キリスト教の伝統では、公現祭 (三人の賢者の日) は、彼らが幼子イエズスを訪問したことを記念する日です。 19世紀以降、クーロンヌ・デ・ロワの伝統は公現祭 (ギリシャ語で「出現」) と関連付けられてきました。 クーロンヌ・デ・ロワの名前は、聖書に登場する三人の賢者たちに由来しています。メルキオール博士、バルタザール博士、ガスパール博士は、イエズスの生後12日目に贈り物を提供する為に馬小屋へやって来ました。 公現前夜はクリスマスシーズンの最終日である十二夜として知られ、公現祭の日自体が公現祭シーズンの始まりとなります。

 

クーロンヌ・デ・ロワの伝統の起源はローマのサートゥルナーリア祭に関連していると広く信じられていました。 これらはサトゥルヌス神に捧げられた祭りでローマ人が一般に冬至の後に昼の時間が長くなり始めた日を祝うことができました。

 

中世時代には、「当たり!」を引いた人は罰ゲームとして一杯分の酒代を支払わなければならないと言われていました。 不正行為を防ぐ為に(豆は飲み込むことができるので)、その「当たり!」としてケーキに隠してある食用の豆は磁器の豆に置き換えられました。

 

その後、スペイン人とフランス人の入植者がそれをアメリカに持ち込ました。 陶器製の小型のフィギュアが入っていることが多く、その「当たり!」を引いた人には幸運が訪れると信じられていました。 一部の地域では、クーロンヌ・デ・ロワは、四旬節の初日である灰の水曜日までに消費されます。


WIKI King Cake和訳終わり>

 

 

下差し オマケの王冠を乗せるとこんな感じになりました。

 

 

下差し そして、王冠を外すとこんな感じになりました。王冠がなくてもステキですね。

 

 

下差し 上から見るとこんな感じになります。ザラメだけだと物足りないかな?と思ったので、オーブンで約15分間焼いて温め直してから粉砂糖を振りました。

 

 

下差し そして、フェーブがどこに入っているのか分かりませんでしたが、オーブンで焼いたばかりのクーロンヌ・デ・ロワを切りました。ブリオッシュ生地なので、やっぱりケーキといえどもパンですね。

 

 

下差し 美味しいのですが、ちょっとザラメがボロボロと落ちてくるので食べ難かったです。

 

 

下差し すると・・・、ラッキーなことに私が最初に切り分けた部分にフェーブが埋め込まれていました。

 

 

下差し この、フランス風屋台の形をしたフェーブが入っていました。

 

 

 

下差し そして、こちらが表参道にあるフランス冷凍食品店ピカールです。2024年1月21日(日)の午後3時くらいに撮影しました。新しく配属されたフランス人の店員さんがいました。

 

 

下差し 冷凍お菓子売り場の冷凍庫に並んでいました。公現祭のシーズンや季節に関係なく1年中売られているようです。

 

 

下差し 冷凍のままオーブンに入れて焼くだけのクロワッサンも美味しそうですね。

 

 

下差し カレーやシチューを作る際にこの冷凍野菜を入れて煮込めば時間短縮できそうです。

 

 

下差し キャンプの際にも使えそうですが、冬の間であれば被災者の方々に送っても良いかも知れませんね。もう既に味付けしてあるので火があれば温めるだけでできあがります。

 

 

下差し オーガニック野菜も売られていました。

 

 

下差し チリコンカルネ(メキシコ料理)もありました。

 

 

下差し オーブンで焼くだけのマッシュポテトだと思います。

 

 

下差し 鶏肉の丸焼きも999円で売られていました。お腹の中に野菜などが入っているようです。

 

 

下差し フランス料理といえばキッシュロレーヌですが、イタリア料理のピザも売られていました。

 

 

下差し イギリス料理のビーフ・ウェリントン風のパイもありました。

 

 

下差し フランスらしくエスカルゴも売られています。味付けは2種類あるようです。

 

 

下差し 数年前に日本でもケーク・サレ(塩っぱいケーキ)が流行りましたが、こちらでは今でも冷凍で売られていますね。

 

 

下差し 自宅に着く頃には、丁度良い柔らかさになっている冷凍ケーキ

 

 

下差し 築地にある聖ヨゼフ教会で行われているカトリック・フランス人会のミサの後のテーブル・フェローシップ(コーヒータイム)でこのピカールの冷凍マカロンが出たりしましたね。

 

 

下差し この一口サイズのエクレアも色々なお味が楽しめます。ポットラック式パーティーにもいいですよね。