上差し 2023年10月26日(木)に投稿した記事「ガザ地区と日本のクルド人村「ワラビスタン」を比較して」でもこのYOUTUBE動画<【イスラエル大使単独インタビュー】なぜ地上侵攻?【パレスチナ問題】>をご紹介しましたが、若干数の日本人の方でイスラエル大使が露骨におっしゃった「彼らは人間の姿をした動物」という言葉の表現方法に戸惑いを感じた方がいらっしゃったようでしたので、今回はこの「彼らは人間の姿をした動物」という言葉の裏に隠された意味について書いてみたいと思います。

 

確かに、ユダヤ教徒は世界の中でも最も優秀で世界の経済を動かしている神に選ばれた民族であるということを認めている日本人も多いと思いますし、それとは逆にユダヤ教徒って頭が良いからって他民族をバカにしているんじゃないの?と思われる方もいらっしゃるかも知れません。しかし、それは表向きであって頭が悪くて問題の多いユダヤ教徒もいるのは事実です。

 

下差し そして、YOUTUBE動画<【パレスチナ大使単独インタビュー】ガザで何が?【イスラエルとの関係は?】>でこのパレスチナ大使は「イスラエルによる75年間の非人道的な扱い」と訴えていますが、個人的に考えるのはイスラム教のルールがイスラエル人(シオニスト)にバカにされる理由を作っているのではないか?ということです。

 

例えばの話ですが・・・、パレスチナ大使がおっしゃっていた以下の証言①と②についてヘンだなと思うことがあります。

 

①「ガザでは50%が子供で60%に仕事がありません」

②「私たちが飲んでいる水の殆どは塩分が混じっています。腎不全が最も多いのはこの水のせいです」

 

①「ガザでは50%が子供で60%に仕事がありません」についてですが、ガザ地区の住民は仕事がなくて貧しいのにイスラム教のルールを頑なに守り子供を最低でも5人産むんでしょうか?日本では少子化が問題視されているものの、貧しいのであれば子供1人で十分なのではないか?と思います。私が以前に投稿した記事「Bacha bāzī(بچه بازی)性的搾取されるアフガニスタンのジャニーズ」を読んで頂くとお分かりの通り、貧乏なのに子沢山なイスラム教徒の家庭では子育て出来なくて子供に身売りさせて口減らしをすることもあるとのことです。そんなことをしているとイスラエル人だけではなく日本人にもバカにされると思うのですが。

 

①「ガザでは50%が子供で60%に仕事がありません」・・・、先ずは子供は学校に行き良い教育を受けて、女性でも高等教育を受けて民度を上げるべきだと思います。

 

②「私たちが飲んでいる水の殆どは塩分が混じっています。腎不全が最も多いのはこの水のせいです」についてですが、先進国からの寄付金をハマスの武器開発に使用するのではなく、海水を真水にする施設をつくる為に使用した方が良いのではないかと思います。そんなことをしているとバカにされるだけなのではないかと思いますが。イスラエルも許可をくれると思います。

 

 

 

 

この両者からも「人間の姿をした動物」という表現がYOUTUBE動画の中で出てきました。そもそも、何故にイスラエル人(シオニスト)はイスラム教徒を人間として認めていないのかというとユダヤ教では異教徒のことを [ゴイム(goyim - 単数形ゴイ)] と呼ぶようです。しかし、現代では「ゴイム(goyim - 単数形ゴイ)」は動物を意味するなどとウィキペディア(英語版)には書かれてありませんが、上のYOUTUBE動画の中でイスラエル大使はハッキリと「彼らは人間の姿をした動物」とおっしゃっていました。そして、もっと分かり易いサイトを見つけましたのでご紹介します。

 

 

 

 

 

下差し これは、アメリカの [United States Holocaust Memorial Museum] に展示されているドイツで出版された絵本<Der Giftpilz(毒キノコ)>からの抜粋です。ナチスによって反ユダヤ主義のプロパガンダとして出版されたものだそうです。ナチスは非キリスト教徒なので聖書の中でキリスト者と信仰のない者は「水と油」で表現されていることを知らないようです。

 

 

 

 

赤い線でアンダーラインを引いた文章を見て頂くとお分かりのように「Only the Jew is human. Non-Jews are not called humans, they are seen as animals」とあります。これは単なる推測ですが、イスラエル大使はこのアイデアが無意識の内に心の中に植え付けられているのかも知れませんね。

 

(画像提供:"Der Giftpilz" ( The Poisonous Mushroom))

 

そんなことを書いていると、ユダヤ教徒って異教徒を差別する冷酷な民族じゃないか!と言われてしまいそうですが、それはユダヤ教徒だけではなくキリスト教徒にも言えることなのです。そもそもキリスト教なんてのはユダヤ教の一派ですから、イエス・キリストが分派した後もユダヤ教時代の名残りはあります。逆にカトリック教会の方がその異教徒に対する差別は露骨かも知れません。

 

 

(画像提供:Learn how to pronounce goyim)

 

例えばの話をすると・・・、カトリック教会は 非キリスト教徒である [ゴイム(goyim - 単数形ゴイ)] との結婚を禁止しています。もし結婚相手が非キリスト教徒の男性であれば割礼の必要はなくてもカトリック教会への改宗のハードルは高いです。ユダヤ教へ改宗する際には座学で勉強してテストを受けて合格すれば良い訳ですが、カトリック教会の場合は自分が聖霊によって受けた体験を証しするテストがあり、もし聖書の御言葉に感銘を受けていないのであれば不合格となります。だから、最初から非キリスト教徒の日本人と恋愛をしても時間の無駄ということになります。非キリスト教徒の日本人と結婚しようとすれば「ダメ人間」と白い目で見られるでしょう、そもそも世俗の日本人と話が合うということすら不信仰者だからと非難されるでしょう。

 

そして、カトリック教会は非キリスト教徒の結婚式を挙げることを拒否している為、日本のホテルが屋上に結婚式用のチャペルを建ててニセモノの牧師や神父を連れて来て結婚式場を運営しています。日本のホテルでの結婚式で司祭役をしている西洋人の殆どは聖職者ではないアルバイトです。例え、そのホテルのチャペルで永遠の愛を誓っても神さまによる仲介がないので離婚しても問題はないです。因みに、カトリック教会では離婚は禁止されています。実際に非キリスト教徒がカトリック教会で結婚式を挙げる場合には10回ほどの結婚講座に出席して改宗することが前提でカトリック広坂教会では(私の教会)行っていました。

 

カトリック教会では離婚が禁止されている為、 [ゴイム(goyim - 単数形ゴイ)] である離婚経験者と結婚しようとすれば「ダメ人間」として教会内で村八分にされます。もし子供が生まれても「この世に存在してはならない子なので洗礼を受けさせることは出来ません!」と司祭から拒否されます。

 

恐らく、今回のこの戦争でのイスラエル人の気持ちを理解できるのは、ユダヤ教徒とキリスト教徒だけかも知れません。どちらにせよ排他主義者です。ロシア軍によるウクライナ侵攻の際にローマ教皇が「ロシア軍でチェチェン人とブリヤート人の部隊が「最も残酷」と発言したというニュースがありましたが、ローマ教皇だけでなく一般のカトリック信者たちも思っていることです、「どうせイスラム教徒がすることでしょ!」と一応はキリスト教徒である [ゴイム(goyim - 単数形ゴイ)] ではないロシア人はそんなことはしないと考えている証拠です。世の中そんなもんです。啓展の民の異教徒差別の露骨さは中世時代や植民地時代と変わりはないです。