2022年9月25日(日)から27日(火)の日没までユダヤ教の新年である「Rosh Hashanah(ロシュ・ハシャナー)」です。今年はユダヤ歴では5782年です。
しかし・・・、最近になって気付いたのは・・・、東京在住のユダヤ教超正統派シナゴーグに通う人々やアメリカへ戻ってしまった以前に東京で暮らしていたユダヤ人たちが色々な問題を起こしていることが気になり、ユダヤ教への熱も冷めてきました。そもそも私は今から40年前に洗礼を受けたカトリック信者なのですから・・・。
オマケに27日(火)はいつも通り亀有コントラクト・ブリッジ会の日なので、安倍元首相の国葬のライブ中継も観ることなくに平和な気持ちでプレイしたいです。
そして、ユダヤ教の新年を飛び越えて・・・、毎年年末に(クリスマスの前に)お祝いするユダヤ教のハヌカ祭の為の「ハヌキア(hanukkiah)」と呼ばれる燭台を購入しました。メノラーとも呼ばれますが、「ハヌキア(hanukkiah)」はロウソク立てが9つあります。因みに、キリスト教のメノラーはロウソク立てが7つです。
とてもオシャレな「ハヌキア(hanukkiah)」が、ヤフーオークションで3500円で売られていたものの、送料を含めると合計で4157円でした。
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写真で見ると結構大きく見えますが、実際には比較的に小さくて
高さ約11.5cm 横幅16.5cm 奥行9cmです。 |
「屋根の裏のバイオリン弾き(Fiddler on the Roof)」という物語をご存じですかね?ウクライナ出身のユダヤ人作家であるショーレム・アレイヘムの短篇小説『牛乳屋テヴィエ』を原作としているミュージカルです。
このユダヤ教超正統派のオジサンもバイオリンを弾いてはいるものの、ここは屋根の裏かどうかは分からないです。
このユダヤ教超正統派のオジサンの前に9つの小さなカップがありますが、そこにロウソクを立ててお祝いします。ハヌカ祭は8日間続きますが、もう1つ分は種火(シャマシュ = Shamash)です。これを種火として毎日1つずつ点火していきます。
こうして見ると・・・、このオジサンが着ている洗濯してなさそうな黒いスーツといい靴といい、ウクライナの田舎町で暮らしているユダヤ教超正統派の貧乏臭さが上手く表現されています。
因みに、どうしてこのオジサンがユダヤ系ウクライナ人と判別できるのか?というと・・・、オジサンがかぶっているキッパが白いからです。恐らく、これは白い毛糸でできていると思います。ウクライナの田舎に住むユダヤ教超正統派の一派のブレスラウ派(Breslov)の13歳以上の男性たちはこの白い毛糸製のキッパを着用しています。
(画像提供:Knited White Kippa (כִּיפָּה) Worn by Breslov Kids)
ウクライナのウマン(Uman)という田舎町はブレスラウ派(Breslov)の開祖が生まれた町ですというか、そのブレスラウ派(Breslov)の発祥地ですが、その他にもウクライナで始まったユダヤ教超正統派の宗派はまだ他にもありますが、大抵の場合、そのユダヤ教超正統派の宗派に属する男性たちはこのような恰好をしています。
注)上の画像では、13歳以上の男性の黒い帽子の下に白い毛糸製のキッパを被っています。
「הנר זח הללז」と壁に彫られているのだとは思いますが、意味は「ロウソクが灯りました」となります。
でも、ちょっと彫り方が適当というか・・・、彫るのが難しかったんでしょうね。
その壁の裏側はこのようになっています。
この製作者である「Studio Dogayev」は、ユダヤ系ウクライナ人であるユリ・ドガイェフ氏(Yuri Dogayev)のアトリエです。
手作りの作品を陶芸用の窯で焼き始めているユリ・ドガイェフ氏(Yuri Dogayev)の写真です。
(画像提供:Studio Dogayev Студия художественной керамики Юрия Догаева)
因みに、このユリ・ドガイェフ氏(Yuri Dogayev)は現在イスラエル在住です。
こんな感じで丁寧に包装されたものが届きました。
それでは、ユリ・ドガイェフ氏(Yuri Dogayev)のその他の作品もご紹介したいと思います。
まだ、ヤフーオークションでも別のデザインの作品が売られています。
↓・・・こちらは安息日(シャバット)専用のものでロウソク2本立てることができます。
↓・・・こちらはペサハ祭用でしょうか?ワインを入れるカップを持っています。キリスト教でも使えそうです。
↓・・・笛を吹いています。