中国ビジネスサポート日記! -68ページ目

日本の中小機械メーカーが今困っている事

こんばんは!



今、中小機械メーカーが困っている事

それは、売れない、に尽きると思います



業界によっても良し悪しあるかと思いますが

私の関係していた業界では、2008年の夏くらいから

ずーっと厳しい状態なのではないかと思います




その頃あった出来事と言うと、

アメリカの金融を起点にした大不況です



その時、私は中国で営業活動していましたが、

それまで勢いのあった中国メーカーの工場まで、皆ピタッと

設備投資の話を止めました。



私もそのあおりをもろに受けました。 

もう少しで注文が取れそうだと思っていたのが、

完全に白紙にされたり、



注文もらって、すでに製造開始していた機械を

キャンセルされたり

(デポジットのお金をもらっていなかった。。。)と散々でした。



ただ、そんな中国の工場も今では大分元気になってきており、

設備投資も結構しています。



ただ、そういった工場は2009年の辛さが影響しているのか

設備のコストに対する厳しさが増してきている感じがあります



これは中国、台湾系のローカルの工場だけでなく、

日系企業の工場にもあらわれている傾向です。




そうなると大変なのは、日本で機械を製造している

中小の機械メーカーです



彼らは、日本国内では直接ユーザーに販売していますが、

海外市場となると、言葉の壁、商習慣の壁、国際貿易の壁等

分からない事がたくさんで、販売したとしても商社を通しての

販売となります



しかし、

ただでさえ高い日本製の機械を商社を通す事でさらに高くし、

円高の影響でユーザから見たらさらに10%以上

高くなりました。



また、日本製の機械を購入すると、納入立会で数十万円

ちょっとしたメンテナンスでも飛行機代のせいで数十万円

とかかります。

さらに急な故障時も対応が後手後手です



現地のユーザーからみるとデメリットが目立ちます。




ただ、それでも以前は高性能で壊れにくい日本製の機械は

人気がありました


私も、飛ぶように、とは言いませんが2008年秋までは

よく売れていました



そんなこんなで、今中小機械メーカーは大変です



市場は中国にあるのに、商社を通さないとアプローチできない

でもそれだと高すぎて、お客さんの要望にそぐわない



日本の市場が拡大する望みもまず無い




今の不況を経費を出来るだけ削って何とか乗り越えれば。。。



それでは縮小のみしか考えられないと思います



市場はすでに元気になっています。

ただそれは日本ではありません。



そんな状況を打破するために、私は彼らのサポーターをします



私の夢

「中小企業が中国で発展し、かつ中国に貢献することで

 感謝される事」



ありがとうございます!