甘い月・雨
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空に浮かぶ

屋上駐車場で車を停めてお喋り

あいづちをうつ あなたの声が やさしい


ひとりの帰り道

つんと冷えた秋の夜空に
思い出すあなたの声
私のなかで こだまする

いつまでも あたたかい

なんにも

会えなくなった週末夜
それは自由でも 退屈

なんにも できなくて
なんにも したくない

つまんない


雨が続いて 腐っていくみたい

お月見

車の後部座席を倒して
二人でひっくり返れば
ちょうど 窓から十三夜の月がみえた

眩しいくらいのあったかい光が
あなたの顔を丁寧に映し出す

見つめ合って絡み合う
冷たい秋の空気さえ 柔らかくなる