世界に沢山の人種と人間がいるのに、
兄弟として生まれてきたのは、キセキだね!
と、兄の肩を揉みながら云った。。
兄は、
お前が癌になった事を電話で告げられた時に、
人間、いつかは死ぬ。
と、酷い事を言ったら事を、
詫びると言った。
いゃーぁ、病気にならないと、
人の気持ちは分からないからね?
なんて、話しをしながら、
兄の病室の丸イスに座って、
何十年ぶりに、
兄と妹になぢた。
子供の頃は、
兄の家来だった。
貧乏だった時代の懐かしい話しを思い出し、笑顔で話した。
神様は、とかく人生の邪魔をする。
だから、神様に邪魔されないように頑張るしかない。
五千円をお見舞いに持っていった。
兄は、その日の内に五万円を封筒に入れて持ってきた。
いつまで経っても、
兄の威厳をだし、
いつまでたっても、
お調子者の妹だ。