子どもの捻挫、湿布で終わりじゃなかった! 小2の娘がドッジボールで捻挫した話
1. 「ただの捻挫」がまさかの電気リハ!?うちの小2娘、やらかす
先日、うちの二女(小2・7歳)が学校の体育で捻挫をしました。原因はドッジボール。
まぁ、子どもなんてそんなもんだ、と当初は軽く考えていたんです。だって、僕が小さい頃は、足首捻っても「湿布貼っとけ」で終わりでしたから。
でも、数日経っても痛みが引かないので整形外科へ連れて行ったら、「捻挫ですね」と診断。そして治療の内容を聞いて驚きました。
「電気を流します」「リハビリもやります」
え、捻挫でここまでやるの!? 昔の僕の捻挫経験が完全にアップデートされました。
聞けば、娘は担任の先生に訴えたとき「そうなんだ」とのこと。
娘は僕に
「先生は『そうなんだ』ってだけだった」と。
後で先生に聞いたら保健の先生ときちんと確認していたことが判明し、
「うちの子、話を適当に盛ってたんかーい!」という笑い話もありましたが(笑)。でも、結果的に病院に行って本当によかったんです。
2. 【専門情報】なぜ最近の捻挫治療は「積極的」なの?
僕が子どもの頃と治療が違うのは、時代と共に医学が進歩し、**「再発予防」と「早期の機能回復」**が重視されるようになったからです。
昔の治療は「安静にして自然治癒を待つ」湿布主義が基本でしたが、長い固定期間で関節が固まりやすいというデメリットがありました。
しかし、今の治療は違います。腫れが引いたらすぐにリハビリを開始し、早期回復と「捻挫ぐせ」の予防を目指します。
娘がやっている「電気リハビリ」も、この積極的な治療の一環です。ただ電気を流しているわけじゃなく、以下の効果を狙って行われています。
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痛みの緩和と血行促進:炎症物質や腫れの原因を早く流し、痛みを鎮める。
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治癒の促進:損傷した組織の回復をサポートする。
特に成長期の子どもは活動量が多い分、一度捻挫すると足首が不安定になりやすく(捻挫ぐせ)、それを防ぐために積極的なリハビリが必要なんですね。
3. 子どもの捻挫はココが違う!「骨端線」の注意点
子どもの捻挫で大人が最も気をつけたいのは、「骨端線(こったんせん)」、つまり成長軟骨の部分です。
7歳のような成長期の子どもの骨は、靭帯よりもこの成長軟骨の方が弱い場合があります。大人は捻挫で靭帯が切れますが、子どもは靭帯の損傷と同時にこの**成長軟骨がずれたり、損傷したり(骨折)**していることがあるんです。
先生がレントゲンを撮って確認するのはこのためです。
見た目の腫れが少なくても、専門的な判断が必要なのが子どものケガ。「腫れてないから大丈夫」と油断せず、痛みが続く場合はすぐに整形外科を受診すべきです。
4. 捻挫の治療期間はどのくらい?(重症度別目安)
ドッジボールで急な動作が多い子どもの場合、完治を焦ってはいけません。重症度は損傷の程度によって3段階に分かれ、治療期間も変わってきます。
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軽症(I度):靭帯の軽い伸び程度で、治療期間の目安は2~3週間。
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中等症(II度):靭帯の部分断裂があり、治療期間の目安は4~8週間。うちの子はこれくらいかな?と言われました。
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重症(III度):靭帯が完全に断裂しており、治療期間の目安は8週間以上となり、手術が必要な場合もあります。
再発予防のためには、痛みや腫れがなくなってからも、バランス訓練(片足立ちなど)や筋力強化のリハビリをしっかり続けることが大切です。
5. まとめ:パパ・ママに伝えたいこと
娘の捻挫騒動を経て学んだことは、以下の3点です。
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「腫れてない=大丈夫」ではない! 痛みが続くなら迷わず整形外科へ。特に子どもの骨端線には要注意です。
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昔の治療法は忘れてOK! 今はリハビリで再発を防ぐ時代。電気リハもその一環と理解しましょう。
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小2の子どもの証言は半分聞こう!(笑)正確な状況は学校の先生や保健室に確認するのがベスト。
僕の娘は今、リハビリで頑張っています。皆さんも、もしお子さんが「捻った」と言ったら、焦らず、しかし油断せず、専門医を頼ってくださいね!

