突き指 | umetarouのブログ

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突き指って、実は奥が深い!〜看護師のパパが教える子どもの指を守る知識〜

 

 

🌟 はじめに:「たかが突き指」は、実はコワイ話!

 

こんにちは!

現役看護師で、やんちゃ盛りの子どもたちを育てる「僕」です。

 

先日、人気YouTuberさんの雑談で「突き指」の話題が出ていて、改めて「そういえば、うちの子もいつかやるかもな」と思ったんです。

「突き指なんて引っ張れば治る!」なんて信じている人、いませんか? 

断言します、それは大間違い!絶対やめてくださいね。

 

この記事では、僕が学んだ知識と、子育て経験から得た知恵を総動員して、子どもの指を守るための「突き指の正しい知識」をわかりやすくお伝えしますね!

 

🔍 第1部:突き指の正体!ただの「打撲」じゃないんです

 

よく「突き指=打撲」と思われがちですが、医学的には指先に強い衝撃が加わることで起こる外傷の総称なんです。

 

突き指のやっかいなところは、見えないところでいろんな損傷が起きている可能性があること。

  • 軽症:ただの打撲や、靭帯が少し伸びた程度の捻挫

  • 重症:靭帯が切れる(靭帯断裂)や、骨が折れる(骨折)、骨の一部が剥がれる(剥離骨折)、関節がズレる(脱臼)など、多岐にわたります。

特にやんちゃなお子さんの場合、

大人と違って**「成長軟骨(骨端線)」**という部分がまだ柔らかいので、靭帯が切れる前に骨折してしまうケースも多いんです。

 

だから、「指が曲がっただけ」と侮ってはいけないんですよ!

 

🚨 第2部:「即病院へGO!」判断に迷ったらこれを見て

 

「なんでもかんでも受診は避けたいけど、手遅れも怖い…」というママさんの気持ち、僕もよく分かります。そこで、僕が自宅でチェックする**「受診必須サイン」**を共有しますね。

以下の症状が見られたら、すぐに整形外科へ行きましょう。

  • 指の形が変!:関節がズレている、異常な方向に曲がっている場合は、骨折や脱臼が疑われます。

  • 激痛で動かせない:大人でも眠れないほどの激痛や、指を動かそうとすると激痛が走る場合は、骨折や重度の靭帯損傷の可能性があります。

  • 指先が伸びない:指の第一関節(指先)が曲がったまま自力で伸ばせない状態は、**腱の断裂(マレットフィンガー)**が強く疑われます。

  • 触ると冷たい/しびれる:指先の色が悪い、触ると冷たい、しびれがある場合は、血行障害神経損傷の可能性があり、最優先で受診が必要です!

また、痛みが軽くても、応急処置をしても3日〜1週間たっても腫れや痛みが引かない場合は、隠れた骨折や損傷があるかもしれないので、迷わず整形外科を受診してください。

 

早期発見が、後遺症を防ぐ一番の鍵です!

 

❄️ 第3部:看護師直伝!家でできる応急処置「RICE」

 

病院に行くまでの間、症状の悪化を防ぐためにやってほしいのが、有名な**「RICE処置」**です。

 

くれぐれも昔ながらの「引っ張る」行為は厳禁ですよ!

  • Rest(安静):とにかく動かさない!

  • Icing(冷却):ビニール袋に氷と少しの水を入れて、タオルで包み、患部を冷やします。腫れと痛みを抑えるのが目的です。

  • Compression(圧迫):テーピングや包帯で軽く圧迫し、腫れが広がるのを防ぎます。(強く巻きすぎると血流が悪くなるので注意!)

  • Elevation(挙上):心臓より高い位置に指を保ち、腫れを軽減させます。

 

🩹 第4部:道具がなくてもできる「バディテーピング」

 

本格的なテーピングがなくても、家庭にあるもので応急処置は可能です。僕が推奨するのは「隣の指を使った固定法」、通称**「バディテーピング」**です。

 

怪我した指に、元気な隣の指を**「添え木」**としてくっつけちゃう方法です。

  1. ガーゼを挟む:摩擦を防ぐために、怪我した指と隣の指の間に、ガーゼやティッシュを薄く挟みます。

  2. 固定する:絆創膏や医療用テープで、指の関節を避けて、指の根元側と指先側の2ヶ所を軽く巻いて固定します。

この固定法で動きを制限するだけでも、悪化を防ぐ効果は絶大です!巻いた後、指先の色が変わっていないか、しびれていないかを必ず確認してくださいね。

 

✨ まとめ:子どもたちの指の安全はパパ・ママの知識から

 

突き指は、スポーツや遊びにはつきもの。でも、僕たち親が正しい知識を持つことで、子どもの将来にわたる指の機能を守ることができます。

 

変形、激痛、しびれがあったら迷わず病院へ!そして、痛みが軽くても1週間改善しないなら受診!この2点を覚えておけば大丈夫です。

 

子育ては予想外の連続ですが、僕も皆さんと一緒に、子どもたちの健やかな成長をサポートしていきたいと思っています!