献血は単なる針を刺す行為以上のものです。それは命を救う行為であり、地域社会への貢献でもあります。そして、時にはちょっとしたドラマが生まれる場でもあります。今回は、私の137回目の献血体験についてお話ししましょう。
137回目の献血と、まさかのテレビ出演!?
先日、137回目の献血に行ってきました。訪れたのは、いつものビル内の献血ルーム。ドアをくぐると、変わらず温かい雰囲気に包まれています。受付を済ませ、問診票を記入しながら、ふと自分の体調に目を向けました。最近、健康のためにダイエットに励んでいたのですが、その効果がまさかこんなところで現れるとは思いませんでした。
血圧測定のブースへ向かい、腕を差し出すと、医師が、問診をしながらにこやかにカフを巻いてくれました。ドキドキしながら表示される数字を待っていると、「血圧、少し下がりましたね!正常範囲内ですよ!」との声が。心の中でガッツポーズです。
健康への努力が実を結んだ瞬間でした。献血という形で誰かの役に立つだけでなく、自分自身の健康状態も良い方向に進んでいることを実感でき、二重の喜びを感じました。今後もダイエットは継続して、健康的な体を目指したいと思います。
世界献血デーの賑わいと、高まる緊張感
この日は偶然にも世界献血デーということもあり、献血ルームはいつも以上に賑わっていました。待合室には、カラフルな飾り付けが施され、普段は見かけないイベントや景品が所狭しと並べられています。献血に協力してくれる方々への感謝の気持ちが伝わってきて、こちらも自然と笑顔になります。
そんなお祭りムードの中、献血ルームの隅でなにやら物々しい雰囲気を感じました。なんと、地元のテレビ局が取材に来ていたのです!カメラマンとレポーターが献血の様子を撮影しており、献血者やスタッフの方々がインタビューを受けています。まさかこんな光景に出くわすとは夢にも思っていませんでした。
そして、ついに私の順番が回ってきました。採血ベッドに横になり、腕まくりをしてスタンバイしていると、カメラがこちらに向かってくるのが見えました。レポーターの方が「献血の様子を撮影させていただけますか?」と尋ねてきたので、快く承諾しました。しかし、心の中では「え、マジで?僕、テレビ映っちゃうの!?」とプチパニックです。
緊張の穿刺、そして無事終了!
穿刺を担当してくれた看護師さんも、テレビカメラの存在に気づいていたようで、いつもより少し緊張しているように見えました。針を刺す瞬間はいつも目を瞑るのですが、今回は「うまくいくかな…?もし失敗したら、全国放送で放送されちゃうかも…?」という変なプレッシャーを感じてしまい、そっと目を開けてしまいました。
しかし、さすがはプロの看護師さんです。一瞬で針は私の血管を捉え、痛みもほとんど感じることなく無事に穿刺は完了しました。ホッと一安心したと同時に、看護師さんのプロ意識に感銘を受けました。きっと、テレビカメラの前でも、最高のパフォーマンスを発揮しようと集中されていたのでしょう。私も、これで無事にテレビデビュー(?)ができたわけです。もしかしたら、未来の献血者が私の勇姿を見て、「よし、僕も献血行ってみよう!」と思ってくれるかもしれませんね。
献血は、自分自身の健康を意識するきっかけにもなりますし、何よりも誰かの命を救うことに繋がる尊い行為です。今回も無事に献血を終えることができ、清々しい気持ちで献血ルームを後にしました。さて、次回は何回目の献血になるでしょうか。そして、今度はどんなドラマが待っているのか、今から楽しみです。